友達は陛下 ページ23
朝食後、ボーグ達は訓練があると言って飛行場に行ってしまい、特にやる事もなく昨日の屋上?へと向かった
エ あれ?
そこには先約がいた
黄緑色の長い髪をした少年だった
すると、少年がこちらに気づいたのか後ろに振り向いた
? …貴方は?
少年はとても整った綺麗な顔をしていた
不思議そうに問うてくる
エ 私はエナ、昨日マグナムさんという人の
林檎農園で見つかったらしいの
? あぁ、あの、ロイドから話はきいている
私はハインツ、ハインツ・ネーリッヒ
ヴィンダミア、 よろしく頼む
ハインツと名乗った少年は、幼さの残る優しい笑みを浮かべた
自然とこちらも笑顔になる
エ うん、よろしくね!ハインツ!
ハ ⁉
すると、ハインツは驚いたような顔をした
エ どうしたの?もしかして、呼び捨てタメ口
って本当はダメだった?
するとハインツはくすくすと笑った
ハ いや、父上と兄様以外の者に普通に敬語
なしで話をされたのは初めてで、少し
新鮮で…
エ そうなんだ、良かった〜
私は胸を撫で下ろす
ハ あの
エ ん?
ハ 良ければ、私と友達とやらになっては
もらえぬだろうか…
少し不安げに聞いてくるハインツが可愛くて仕方ない
エ えぇ、勿論!
ハ ありがとう!
私とハインツは暫く色んな話をして盛り上がった。お互い友達を持つのは初めてで、共感も覚えた
その時、誰かの足音が聞こえてきた
私とハインツはほぼ同時に後ろに振り向く
? お話中失礼します
ハ 兄様!
そこには、私が目覚めた時にロイドさんと一緒に居た、あの金髪の髪の長い男の人だった
ハインツの言っていた兄様とはこの人だったらしい
? ロイドがエナに急用を申しておりまして、
お時間を頂いても構いませんか?
ハ あぁ、エナは構わんか?
エ うん!大丈夫!
? では、失礼します
私はハインツに軽く手を振り、その場を後にした
〜〜〜〜〜
私とハインツのお兄さんは、長い廊下を歩無言で歩いている
? そういえば、まだ名を名乗っていなかった
な、俺はキース・エアロ・ヴィンダミアだ
よろしく頼む
エ はい、改めまして、エナと申します
よろしくお願いします
キ あぁ、陛下もお前の事を気に入っている
ようだからな、信用して大丈夫だと思っ
ている
エ へ?
44人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗華(プロフ) - すごく素敵なお話ですね!!夢中で読んでしまいました!!ぜひ続きを書いて頂きたいです!!お願いします!!! (2018年8月6日 16時) (レス) id: 5262945cd7 (このIDを非表示/違反報告)
結音(プロフ) - ルティさん» ありがとうございます、現在こちらのアカウントでやらせて頂いているのですが、このお話を本日から再開しようと考えていますのでよかったら宜しくお願いします (2017年10月17日 17時) (レス) id: c87eecfbb9 (このIDを非表示/違反報告)
ルティ - すみません。良いものを探してたらこれがあったので見させてもらいました!凄く面白いし、良いです!早く続きをお願いします! (2017年1月15日 1時) (レス) id: 3cb96c4530 (このIDを非表示/違反報告)
フレイア♪(プロフ) - すみません、あんがとございます。今日から更新再開しますのでよろしくお願いします! (2016年10月11日 22時) (レス) id: 011082158c (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 最後のページの「エナ」が「ロナ」になってましたよ。 (2016年10月7日 0時) (レス) id: fef9167fbc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ことは♪ | 作成日時:2016年8月13日 14時