過去 ページ43
ある猛吹雪の日の夜
私の 世界 は無くなった
この日いつものように父は私たちに手をあげていた
ただ違っていたのは兄がナイフを手に父に向かって立ち上がったことだった
兄「この前悪い人たちからアンタを殺せって頼まれて渡された」
兄「殺してやる・・アンタを殺してやるッッ！」
子供ながらの抵抗 しかしそんな物、ヒーローしている父に敵うはずもなく
あっけなく兄は倒れ、父の怒りは頂点を達し足元に転がったナイフを手にし
父「一度刺さられねぇとわかんねぇか？」
と兄の胸倉を掴む
兄が殺されてしまうと咄嗟に
父の腕を掴んだが
父「離せッこのっ！」
簡単に振り飛ばされ、ナイフが私の顔を切る
とてつもない痛みと、止まらない血の多さに私は怖くて泣き叫んだ
その時なぜか両目が強く痛み出した
兄「ナナ！！」
父「お前らが悪いんだ・・お前らが」
兄は私の顔に慰め程度の布で止血するように言うと
兄は目で見たものを浮かす個性で、家具や皿、割れたコップの破片などを浮かせ
父に向かって飛ばそうとした
もうやめてほしかった
誰か助けて
二人を止めて
声が枯れそうなほど叫んだ
しかし外の吹雪の音と窓が揺れる音でかき消される
父「鬱陶しいんだよクソガキが！！！」
父が叫んだ瞬間、目の前に居た兄は体の内側から爆発するように
粉々になった
部屋中が兄の血で覆われ、壁には兄の肉が飛び、臭いも充満し始めたころ
状況を理解し、同時に吐いた
原因は分かっている。父の個性だ。父が力を強くして個性を使うとこうなる
「・・・・あ」
父「もうどうしようもない」
父「ヴィランの襲撃にあって、子供二人を失った」
父「仕方ないことだ」
私の腕を掴みながら言う父。私も殺されるのだと気づいた
両目の痛みが強くなった
「やめて父さんッ」
「やめてよヤダ！」
両目が熱くなった
死にたくない死にたくない
父「お前・・・目がッ」
助けて
「あああああッ！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 168人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
先生ｙｔ(プロフ) - いろねさん» 対策（？）してみました！またなにか分かりましたら、教えていただけたら嬉しいです！読んでいただきたありがとうございます！ (2021年11月5日 20時) (
レス) @page10 id: d623a4dca0 (このIDを非表示/違反報告)
先生ｙｔ(プロフ) - いろねさん» 本当ですね・・すみませんありがとうございます(´;ω;｀) (2021年11月5日 20時) (レス) id: d623a4dca0 (このIDを非表示/違反報告)
いろね(プロフ) - 思ったんですけど、イレイザーヘッドがイ(名前)ザーヘッドになってしまう気が、、、(夢主の名前がレイだから) (2021年11月4日 20時) (レス) id: 2d8993e0e0 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - いえいえ(*^^*)いつも更新楽しみに待っています。応援してます。頑張ってください💪 (2021年10月28日 1時) (レス) @page1 id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
先生ｙｔ(プロフ) - 瑠李さん» ほんとだ！！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年10月28日 0時) (レス) id: d623a4dca0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：先生夜兎 | 作成日時：2021年10月28日 0時
