八乙女楽の奥さんはあの『ゼロ』を越えたアイドルでした… (ページ19)

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第十八話～出会い～ページ19

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

私はインターホンを鳴らした…すると、一織君が出てきた…

ｶﾞﾁｬ

一『はい』

『あの、この兎紡ちゃんのですか？』

一『？！きなこ？！ありがとうございます。』

良かった～、やっぱり紡ちゃんの兎だったんだ～

『いえいえ♪お家に帰れて良かったね！きなこ
！』

き『みゅみゅ♥』

一『さっきマネージャーがさわでいたので。渡してきます。良ければ上がって下さい』

『あっ、どうも…』

なんか、律儀な子だなぁ…もうちょっと子供っぽくてもいいのに…

紡『あっ！きなこ～！どこに行ってたの？！』

入ると紡ちゃんは今すぐにでも泣き出しそうな顔をシテイタ…

き『みゅみゅ！』

紡『もう！ダメだからね？』

紡ちゃんはきなこにそう言うと、まるで言葉を理解しているかのようにきなこが

き『みゅ！』

と鳴いた。

紡『Aちゃん、ありがとうございます( ；∀；)』

『全然大丈夫だよ！それよりも見つかって良かったね！』

紡ちゃんは嬉しそうにコクリと頷いた…

一『そういえば、晴輝と言うかたが尋ねて来ましたがAさんのお知り合いですか？』

『晴輝…？』

一『はい、そう名乗っていましたよ。』

『その人はどこに？』

一『たしか、公園に行くと言ってましたよ。』

『ありがとう！』

私は全速力で走りだした…

そしてここからまた新たな物語が始まった…