八乙女楽の奥さんはあの『ゼロ』を越えたアイドルでした… (ページ11)

今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:84,444 hit

第九話～記憶～ページ11

……

私は楽を迎えに来ていた。

もちろん変装してるよ！

『あっ！楽！』

私は楽に駆け寄った…

でも、その時私の目には思わぬ光景が広がっていた…

紡『…好きなんです…どうしても…』

えっ…どういうこと？紡ちゃんが…楽の事をすき？

そこはどうしても告白の風景…でも何で楽は紡ちゃんといるの？

『…楽、どうして？』

八『っ？！！A？！』

紡『Aちゃん！これは違うんです！！』

そこにははっとしたような二人の顔…

でももう私にはもう紡の声も楽の声も聞こえてなかった…

八『A！』

楽が私の腕を掴んだ、あのとき何故振り払ってしまったんだろう？

『っ！い、いやっ！』ﾊﾟｼｯ

八『み、A？』

楽の顔はひどく傷ついているような顔をしていた。

『ごめなさい、少し頭冷やしてくる…』

私はその瞬間駆け出した…楽が私の呼ぶ声も聞かずに…

八『紡、ごめん俺Aのこと追いかけてくる！』

紡『私が悪いんです…Aちゃんに誤解されるような事を私はしてしまったんでしょうか？』

もうどれくらい走っただろう…私はある公園に来ていた。

そう、そこは私が楽と初めて出会った場所…

ここが私達の運命の始まり…