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00.prologue ページ1

ユ「__ん?」


野菜を切る手を止めて、ユンは空を見上げた。



ヨ「ユン、どうしたの?」


ヨナも空を見上げる。






本日は晴天。


長閑(のどか)に雲が流れ、風も(おだ)やかだ。




ユ「うーん…何か、光った気がしたんだけどなぁ…」


ヨ「そう?」


ユ「…俺の気のせいだったみたい!」



ヨナに笑いかけて、野菜を切るユン。


ヨナも笑って作業を再開した。







ゼ「…」



ただ一人、ゼノだけは空をずっと見上げていた。

































ジェ「…おや?」



(まき)を拾おうと(かが)んだままの姿勢で、空を見上げるジェハ。


隣ではシンアも同じように空を見上げている。




キ「ん? どうかしたのか、2人とも」


ジェ「いやねぇ、空が光ったような気がしてさ〜」




シンアも無言の肯定をする。




キ「そうか?」


ハ「確かに光ったな」


キ「何っ! ハクも見たのか!?」




ハクは無言で槍を握り締める。




キ「み、みんな見たのか?! 私は見てないぞっ!」


ジェ「どうかな、シンア君?」


シ「…特に、変わった事 ない…」



自分だけが見てないと、ハクにわたわたするキジャ。



それを見ながら、ジェハはシンアに何か異変があったかどうか聞く。



彼が見る限り何も変わった事はないらしいが、言い知れぬ不安が四人の心にのしかかる。




ハ「…さっさと戻るぞ」



ハクの声に、一斉に動き出す。


手早く薪を手に持って、ヨナたちの元へ向かった。



心なしか足早なハクにジェハは微笑(ほほえ)む。



ジェ(ヨナちゃんが心配だって言えばいいのに…照れ屋なんだから♪)



そこまで考えて、ふと真顔になる。



ジェ(それにしても__)



己の中にある龍の血が騒いでる気がする。





ジェ(何だ…? この胸騒ぎは__)





何かが起ころうとしていた。


































「__すべては、俺の意のままに…!!」





巨大な陰謀(いんぼう)


天界と地上の民を巻き込もうとしていた__

01.天界、それは聖なる所→



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Mikan(プロフ) - 続きが気になります! (2020年5月11日 23時) (レス) id: 63309389fa (このIDを非表示/違反報告)
ユエ - とても面白かったです!早く、続きが読みたいです。更新お願いします! (2018年5月26日 19時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三毛猫マーブル | 作成日時:2016年4月17日 21時

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