体調大丈夫…？５

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咲良side


コンサート会場に向けてバスで出発する日。

バスに乗ってたら隣に乗ってきたさっしー。

見るからに体調が悪そうで聞いたらやっぱり悪いみたい。

体温計をスタッフさんから借りて渡して熱を測ってもらったら38℃もあった。

一緒に借りてきた毛布を掛けてあげて体温計を返しに行った。

戻ってきたらさっしーは窓に凭れて寝てた。


？「咲良ちゃん、さっしー大丈夫そう？」

咲良「熱高くて…。」

？「あらら、ブランケット使って？」

咲良「麻友さん、ありがとうございます。」

麻友「いいえ。何かあったら声かけてくれていいからね。」

咲良「はい。」


前の席に座ってた麻友さんに話しかけてくれてブランケットを貸してくれた。

さっしーに掛けてあげて私はそっとしておく事に。

何かあった時に声をかけやすいように片方だけイヤホンしてと。

それからさっしーの様子を時々見ながら目的地に着いた。

さっしーを起こしたら乗る前よりもグッタリしてる様な気がする。


莉乃「着いた…？」

咲良「うん。寝る前より体調悪化したんじゃない？グッタリしてるよ？」

莉乃「大丈夫…。もうホテルでゆっくり休めるから…。」

咲良「今日は部屋が違うんで…。一緒の人が確か彩さんだったと思います。」

莉乃「ありがとう…。」


それからロビーで明日からについて色々連絡事項があって解散となった。

さっきも言ったけど私は部屋が違う。

彩さんに申し訳ないけど頼もうっと。

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