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小林誠司、高熱 ページ2

小林side


はぁ…今日の俺の体調は最悪…。

今日は智之の先発だから俺がキャッチャーとしてスタメン入りするのに…。

最近は結構有能なキャッチャーも増えてスタメン入りが出来る機会が減ってるから、今日は頑張りたいのに…。

一応ドームに向かう前に熱だけ測っておこうかな…。

そう思って救急箱から体温計を取り出して熱を測ったら37.4℃…。

微熱だけど熱があるのには間違えない…。

そろそろドームに行かないと…。

そう思って重たい身体を動かして車に乗りドームへ…。

今日は東京ドームで阪神戦…。

頑張るしかないよな…。

ドームに着いて車を降りてロッカールームに行った…。


?「誠司、おはよう。」

誠司「ん…智之…?おはよう…。」

智之「今日の打ち合わせしようと思ったけど大丈夫か?」

誠司「大丈夫だけど何で…?」

智之「大丈夫ならいいんだけどさ。顔色良くないから。無理するなよ?」

誠司「あぁ…。」


そうだ…今日の先発である智之と打ち合わせしないといけなかった…。

急いで準備をしないとって思ったけどあまりの身体の怠さに時間が思った以上にかかってしまった…。

準備も終わり智之の所に向かった…。


誠司「智之…今からする…?」

智之「準備出来たのか?」

誠司「あぁ…。」


それから今日の試合の打ち合わせをしてたんだけど話が頭に入って来ない…。

ボォーっとしてたら冷たい物が額に当たった…。


智之「誠司、お前今日はもう休め。熱あるじゃねぇか。」

誠司「無いって…。」

智之「これだけあるのにまだ無いとも言うのか?とりあえず今から医務室に行くぞ。」

誠司「ん…。」


智之にバレてしまって…。

もう今日は大人しく智之の話を聞こうと思い立ち上がった…。

でも俺の意識はここで途絶えた…。

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作者名:あずき | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年8月16日 10時

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