生真面目王子に意識させたい！【るぅと】

意識して！４ ページ5

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どうも、Aです。_____風邪をひきました。




『がァァァァアッ！』




莉「あっ、こら！全く、油断も隙もない！」




バレました。こっそりゲームをやろうとしていたことが。だって暇なんだよ？！今日普通に学校なんだけど学校休むとか言ってんのこの人！




『行け！学校行けよ兄貴！』




莉「キャラ変わってない？！」




Ｑ:ゲームをやろうとしているということは体調はいいということですか？
A:いい質問ですね。めっちゃしんどいっすよ。
でも！！！それを紛らわすためのゲームでしょ！
わかる？普通に静かにしてたら逆にしんどいじゃん！




MISSION___バレずにゲームの、レベル32のステージをクリアせよ！




もちろん音なんて出すわけにはいかない！ん？何この小説って思った人いるでしょ？大丈夫！恋愛小説さ…。




『あっ！』




くそっ、スライムがいい感じに落ちてパズルの邪魔をしてくる！しかもお邪魔ブロックも落ちてくるし！俺、A男はつい声を出してしまった！




((しまった！！！))




A男は急いでゲーム気を隠してマスクを装着した。




莉「何かあった？！」




『あ。ごめん。ティッシュが？落ちちゃって…』




それっぽい嘘をつく。




莉「あ？そうだったの、おいとくな」




ティッシュを拾うとドアをパタンと閉めてでていくお兄ちゃん。見事！だし抜けました！




『ゲームはgameoverだけど、、、』




とほほだわ。いや！しかしお兄ちゃんがいなくなった今！今日１日ゲームできるんだもん！いけるいける！
私は隠していたゲーム機をサッと構えた。




『よし、続きを…』




「楽しそうですね」




『ぁっ?!』




「僕も…………混ぜて欲しいなぁー棒」




ギギギ、と壊れたロボットのような音が出そうな動きをして後ろを振り向くと呆れたお兄ちゃんと、笑ってこちらを見ているるぅと先輩がいた。
訂正しよう。笑っている、口はね。目はね、ほんとに笑ってない、マジで怖い。お兄ちゃんに助けを求めても自業自得と口パクで言われる。




「病人が何してるんですか」

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