・ ページ8
.
時は昼過ぎ。
夏のこの時間帯は一番暑い、軽く30度は超える。
まぁ、部屋に籠ってる私には関係ないけど
作業部屋に籠りディスクと向き合う。
目の前にはパソコン、手元にはスケッチブック
私は最近の流行を参考に服のデザインをしている。
私の仕事は座り仕事で手元しか動かさないから肩は凝るわ〜 首は痛めるわ〜でボロボロだよ
すると突然、後ろに人の気配を感じた。
『あぁ〜...、もうちょい左......あ、そこ』
うらた「お客さん凝ってますね〜」
正体は案の定うらただった。
私の肩に手を置き、肩もみをしてくれている。
この絶妙な加減がいいんだなぁー
と、思っていると肩から温もりが無くなり そのまま私の首元に腕を回し抱き着いてきた。
『......重い』
そう呟けばさっきより軽くなった。
こういうさり気ないところは彼なりの優しさだと思う
うらた「まだ仕事すんの? 折角の休みなのに」
『今描いとかないと後で忘れるからね』
人間というものは悲しいもので覚えた事を忘れてしまう習性がある。
例えるなら、学生が覚えた公式を次の日には忘れているような感覚だろうか。
『......そういえば午後からまふまふさん家で動画撮るとか言ってなかった?』
うらた「......あ、」
チラリと後ろを見ればすぐ近くにある口を半開きにしたうらたの顔。肌きれーとか関係ないことを考えてしまう。
うらたは一旦私から離れ、ズボンのポケットからスマホを取り出し『げっ』と言う言葉を零す。どうやら結構メッセージが来ていたらしい。
『珍しいね、君が約束忘れるなんて』
うらた「久しぶりにAとオフの日が重なったから頭の中から消えてたわ」
それはそれでまふまふさん達可哀想な気が...
うらたは渋々というように隣の部屋に移動して準備をしだす。
うらた「A〜!!! お見送り〜!!!」
『そんな大声出さなくても聞こえてるよ!』
413人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハナボクロ(プロフ) - CIEL☆さん» ありがとうございます!一応完結ですがたま〜に番外編もだそうかとw次もよろしくお願いします! (2020年2月18日 8時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
CIEL☆(プロフ) - 完結でいいんですかね…?? 一先ずおめでとうございます。 二人の距離感がまた素敵でした!! お疲れ様でした、次作も楽しみにしています。 無理のない程度に頑張って下さいね応援しています!! (2020年2月18日 0時) (レス) id: 5d5b1bd419 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» 最後までありがとうございます!! もう次の作品書きたいがために必死に終わらせましたwまた次もよかったらよろしくお願いしますね! (2020年2月17日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 完結した!?いやもう、ようやくくっついてくれたわ……本当に面白かったです!ツンデレキャラが多いうらたさんのめっちゃデレデレが見れて幸せでした! (2020年2月17日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» ありがとうございます!私からすると早くくっつけ!!って感じなんですけどねwこの焦れったい感じがいいんです。 (2020年2月12日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ハナボクロ | 作成日時:2020年1月1日 15時