ただ、それだけ (ページ25)

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松村

北「ねえ、慎太郎くん？」

慎「ぇ、はい！なんでしょう！」

今まで俺から話しかけたことないから

びっくりしてんのかな

北「俺さ、暗いの苦手なんだよね」

慎「え？あぁ、今の状況、耐えられます？」

北「ううん無理。だから､､」

「人の温もり感じたいのよ、」

「手、繋いでもいーい？」

なんか、暗くて顔がよく見えない

だからか、ちょっと、恥ずかしいことも言える

たぶん、顔は真っ赤だと思うけど

見えないよね笑

慎「あ、はい！繋ぎましょう！それで先輩の不安が取り除けるなら！！」

「それと、、」

ん？なんだ、？

慎「先輩、かわいいっすね」

んな！？

北「何言ってんのよ！かわいくなんかねぇよ！」

慎「認めてくださいよー！今のやつめっちゃかわいかったですよー！！」

なんだよ急にぃ、

暗くてもわかる、こいつ絶対ニヤニヤしてる

想像がつくもん、あー恥ずかしい

それでも

軽口をたたきながらも

しっかり手を握ってくれるところは、

優しいな、なんて