ただ、それだけ (ページ3)

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松村

暇になって樹の手をずっと握ってた

すると、急に樹が、

樹「ねぇ、北斗、嫌だったらいいんだけど」

なんだろ急に、真剣な樹だ

北「ん？なあに？」

樹「俺と、付き合ってみない？」

思いがけない言葉だった

確かに、中学時代からずっとモテてたくせに

彼女がいたことはないはずだ

俺に伝えてなかったといわれればおわりだけど、

俺は、今まで付き合ったことあんのは全員

異性ではあんだけど中3のとき

同性に恋したんだ

結局何も起こらず卒業したんだけど

樹「あー、いやならいいんだけど」

北「いや、嬉しいよ、付き合お？」

樹「まじか、！やったね！」

こんなに喜ぶ樹は珍しいからなんかかわいい

樹「帰るまでずっと手繋いどこうぜ！」

北「んふ、うん」

樹って意外とピュアなのかも

それより、付き合うのってこんなに

うれしかったっけ、？