第2話【驚愕アベレージ！】 ページ4
期末テスト終了から1週間くらい経って……。
エースとグリムは喧嘩中。
ｴｰｽ「おい待てグリム！今日という今日はぜってー許さねぇからな！」
ｸﾞﾘﾑ「へへーんだ。そんなに言うなら名前でも書いとけってんだ！」
ｴｰｽ「てめ〜。」
「what happened?」
ﾛｲﾄﾞ「Grimm stole Ace's pastries.」
ｱﾋﾞｽ「Are they stupid?」
「「YES」」
ﾃﾞｭｰｽ「な、何話してるんだ。」
ｴｰｽ「こうなったら風の魔法で……」
ｸﾞﾘﾑ「お、やんのか？ならオレ様も火の魔法を……。」
「「……あっ！！」」
？
ｴｰｽ「……やっぱり魔法はやめといてやるよ。また罰で窓拭き掃除やらされたら面倒だし。」
ｸﾞﾘﾑ「へ、へん。オメーもたまにはマトモなこと言うじゃねーか。オレ様だけ魔法使うのも大人げねぇから今回は勘弁してやるんだゾ。」
「うぇっっっ！？」
ｼｬﾙﾙ「うるさいぞ！！……って、何してるんだ。」
「え、エースとグリムが……喧嘩を……。」
ｼｬﾙﾙ「お前らな……」
「違う！！喧嘩を自分達でやめてるの！！」
ｼｬﾙﾙ「……テストで頭やられたか？」
ｴｰｽ「いや、酷くない！？」
ｼｬﾙﾙ「日頃の行いだ。」
ん……なんか引っかかるなぁ。
＊＊＊
ｸﾙｰｳｪﾙ「よし仔犬ども、授業を始めるぞ。行儀よくおすわりしろ。今日はまず、テスト返却を行う。」
ﾃﾞｭｰｽ「いよいよか。」
ｸﾞﾘﾑ「にゃっはー！テスト返却！センセー早く！」
ｸﾙｰｳｪﾙ「グリム、はしゃぐんじゃない。ステイ、ステイ！！では出席番号順に取りに来い。1番！」
＊＊＊
ｴｰｽ「やった！92点！」
ﾃﾞｭｰｽ「88点！お、俺が80点以上を取れる日がくるなんて……。」
ｸﾞﾘﾑ「見ろ、ジェーナ！オレ様、85点だゾ！！」
「…………うん、すごいね………。」
ｴｰｽ「あれっ？ジェーナ、元気ない？」
ﾃﾞｭｰｽ「まさか……赤点を？」
「違う……そうじゃない……これ……。」
ボクは3人にテストの結果を見せる。
「「「120点！？」」」
そう、100点が上限なのに……20点超えてる。
ｸﾙｰｳｪﾙ「ジェーナについては、教師の想定を超える素晴らしい回答をいくつかしたからな。」
「……アビス、ロイド、ありがとうぅ……。」
これで、赤点カルテット解散か……。
(ジェーナも頭悪いが、最近はアビスとロイドのおかげで頭が良くなってきた。因みにまだまだ全然頭悪い。)
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作者名：月夜 | 作成日時：2024年2月4日 15時
