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ｼﾞｪｲﾄﾞ「勿論、タダで……というわけにはいきませんが。」
ｼﾞｬｯｸ「チッ、それが本題か。ジェーナにもアイツと契約させようってんだな。」
「ええ〜。そういうのは兄さんとかを通して貰わないと〜。」
なんか……契約って聞くと詐欺っぽいからなぁ。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「そんなに牙を剥き出さないで。陸の生き物は獰猛ですねぇ。」
ﾌﾛｲﾄﾞ「オレ達は親切で教えてあげているだけだよ。ねぇ、ジェイド。」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「ええフロイド。僕達、悩みを抱える可哀想な人を放っておけないタチでして。」
「「ふふふ……クスクス。」」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「もし、この話に興味があるなら、夜9時すぎに『モストロ・ラウンジ』へおいで下さい。美味しいお茶を用意してお待ちしております。」
ﾌﾛｲﾄﾞ「待ってるねぇ、小エビちゃん。」
そう言って、2人は行っちゃった。
ﾃﾞｭｰｽ「えーっと、つまり……」
ｸﾞﾘﾑ「もし、ジェーナがアズールと契約して勝負に勝ったら……」
ｴｰｽ「結果によっては、オレ達自由になれるってこと！？」
「「「頼む、ジェーナ！！アイツに勝ってくれ！！」」」
ｼﾞｬｯｸ「調子にいい奴らだな。」
ｸﾞﾘﾑ「イソギンチャクのついてないヤツに、この苦しみはわからねぇんだゾ！」
ｼﾞｬｯｸ「そもそもテストで楽しようとしたのが悪いんだろうが。」
ｴｰｽ「それについては充分反省したってば〜。」
ﾃﾞｭｰｽ「ああ、もう二度としない。たとえ赤点になったとしても、結果を受け入れる……っ！」
ｼﾞｬｯｸ「そこはもう赤点取らないように努力するって言えよ。」
「うーん……。どうしよ。」
？「貴方達、こんなところで騒いでなにをしているの？」
少し高い声が聞こえる。
後ろを振り返ると、そこには……。
「シャルさん、カノア先輩に……セレナ先輩？」
ｾﾚﾅ「あ、自己紹介がまだだったか。私はセレナ・ラフィネ。ポムフィオーレ寮寮生で2年生。この2人とは幼馴染。よろしくね、ジェーナくん。」
「ボクのこと知ってるの？」
ｾﾚﾅ「知ってるも何も……貴方はこの学園中で噂されてるし、シャルルが貴方について教えてくれるの。」
ｼｬﾙﾙ「おい、セレナ。言い過ぎだ。」
「これが俗に言うツンデレ……？」
ｶﾉｱ「うぇ……」
ｼｬﾙﾙ「おい」
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作者名：月夜 | 作成日時：2024年2月4日 15時
