第1話【楽勝スタディ！】 ページ2
すごい…嵐？
《船員》
嵐が来たぞ！しっかりローブを締めるんだ！
《アリエル》
ねぇ見て。息をしてるわ！
《グリムズビー》
エリック様！
《アリエル》
なぜかしら？この胸の高鳴り。
《アリエル》
きっと夢が叶う。いつの日か私は行くわ。
《アリエル》
あなたの世界へ！
《ジェットサム・フロッサム》
ｰｰｰフフフ
＊＊＊
うーん…ここ最近変な夢ばっかり見る！！
ｸﾞﾘﾑ「ブツブツ……応用問題の傾向は……2択がきたらひっかけで……ブツブツ……。」
「おっはー、グリム〜。」
ｸﾞﾘﾑ「ふなっ！いきなり声かけるんじゃねーんだゾ。ビックリして覚えたこと忘れちまうじゃねーか。今日は期末テスト最終日だゾ！」
「着替えてテストへ、GO！」
ﾛｲﾄﾞ「主、勉強は？」
「……てへっ⭐︎」
ﾛｲﾄﾞ「……ちょっと勉強するぞ。」
「うぇ〜！？」
＊＊＊
ロイドのおかげで結構解けたー！！
アビスの応用問題もわかりやすかったし！
ｸﾙｰｳｪﾙ「そこまでだ仔犬ども。お利口にペンを置いて、答案用紙を前に回せ。このクラスの期末テストはこれで全科目終了だな。」
「「「イエーッ！」」」
ｸﾙｰｳｪﾙ「おすわり！はしゃぐのはまだ早い。テストの結果が悪かったバットボーイどもはクリスマス休暇を補修で棒にふることになるから覚悟しておけよ。では、解散。」
ｴｰｽ「はーっ、終わった、終わった〜！」
ﾃﾞｭｰｽ「やれることだけはやった。あとは結果を待つだけだ。」
ｸﾞﾘﾑ「ぐっふっふ！オレ様にかかればこんなテスト、チョロいんだゾ。」
「あれ？みんな筆記試験の後はこの世の終わりみたいな顔してるのに自信ありすぎじゃない？」
ｸﾞﾘﾑ「ふふーん。今回のオレ様は今までと一味も二味も違うんだゾ。今から『大天才グリム様！』『オレに勉強教えてください！』っていう準備しとけよ！」
ﾃﾞｭｰｽ「残念だが、今回は僕も自信がある。悪いが勝たせてもらうぞ。」
ｴｰｽ「いつも赤点ギリギリで泣きべそかいてる奴らが言うじゃんか。ま〜、オレも今回は余裕だったんで負ける気しないけど。」
「ボクもボクも！！」
ﾃﾞｭｰｽ「さて試験も終わったことだし、陸上部に顔出すか。」
ｴｰｽ「オレも久々に思いっきりバスケしたい気分。んじゃ、今日はここで解散ってことで。」
みんな部活かぁ…。
ｱﾋﾞｽ「よし、主が頑張ったご褒美にお菓子焼きますね！」
ﾛｲﾄﾞ「菓子に合う紅茶も淹れるな。」
「ありがとう！！」
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作者名：月夜 | 作成日時：2024年2月4日 15時
