1話 ページ2
チッチッチッチッ
「さあ、行っておいで。」
わたしは背中を押され歩みだした。
目の前には大きな大きな海賊船、たくさんの屈強な男たち。
わたしは体力がない中全速力出船へ走った。
「はぁはぁ…乗れた…」
わたしはとりあえず人が多いであろう甲板に向かった。
チッチッチッチッ
わたしの首のついているもの、これの正体は知識がないわたしでもわかる。
時限式の爆弾だろう。
？「ん？お前、ここで何をしている。」
「！！」
見つかってしまった。着物を着たとても美人な人。
？「子供、迷子か？…おい、その首のものはなんだ。」
途端にその人はわたしにさ殺気を向け、拳銃を構えた。
怖い、怖くて足が動かない。
？「答えろ、お前は何者だ」
イヤダイヤダ、怖い怖怖い！！！！！
そんな顔で私を見ないで！！！！
「ごめんなさい！！！ちゃんとやります！！言うこと聞きますから！！お願いします！！もう蹴らないで！！！」
泣きわめき、恐ろしくて仕方がないち言わんばかりに、頭を地面に擦り付け、命乞いをする。
？「おいおい、イゾウ、なんの騒ぎだよい。」
わたしの泣き声を聞いて、人がわらわらと集まってくる。
イゾウ「ああ、マルコか。この子供が船に紛れ込んでいたんだが、首輪型の爆弾をつけていたんだ。」
マルコ「首輪型の爆弾？」
爆弾ときき皆私を見る。
イゾウ「俺がその爆弾のことを聞こうとした瞬間、急に命乞いしてきたんだ」
マルコ「…おい、お前顔上げろよい」
私は涙でぐちゃぐちゃになった顔をあげる
チッチッチッチッ
マルコ「おい、これ、時限爆弾じゃねぇかよい！！」
こんなガキに爆弾なんかつけやがって！！！と苛立ちをあらわにする人
イゾウ「時限爆弾！？なんでそんな子供が！」
？「なんの騒ぎだ。」
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作者名：ハッシュドポテト令嬢 | 作成日時：2022年11月24日 11時
