24 貴方視点 ページ25
『私は、あの時の事を思い出したくもない』
玲「………………そっか」
『じゃあね』
玲「ま、待って!」
『何』
玲「本当に話したくないの………?」
『そうだっつってんじゃんくどい』
玲「………ごめん」
凪「そこまで言う必要なくない?」
『…………うるさい、どうせ________』
『ほっといてよ』
凪「ちょっと……」
玲「いいよ、無理に話す必要無いもんね」
凪「玲……………」
『……………』
___
玲視点
2週間後
「あ、みんな〜おはよぉー!」
凪「玲、おはよ」
「いや〜遂にここまで来たんだねぇ…………」
蜂楽「俺らなら当たり前っしょ!」
千切「ま、俺はまだまだ上目指すけどな」
「流石!意識が高くていいね!エゴイスト達はそれでなきゃ」
潔「……………(キョロキョロ」
「あ、もしかして潔くんAの事探してる?」
潔「え!?あはは……まぁちょっと」
「Aなら絵心さんに呼ばれてたしそのうち来るよ!」
潔「……………」
___
潔視点
U-20戦前
「ふぅ………」
『ここで何してる訳?』
「うぉ!?びっくりしたぁ………」
『質問に答えなよ……』
「…………やっとここまで来たんだ」
「ぜってぇ勝つ」
『………………はぁエゴイストってのはめんどくさいのにそんなの目指すのねぇ………』
『ま、そういうとこが面白くもあるけど』
『で?私を喰うとか言ってなかった?もしかして出来ないと思ってやめた?』
「そんなわけないだろ、ただU-20戦に向けての練習が忙しいだけだし」
『ふーん………じゃあちょっとだけ相手してあげる』
「えっ?」
『あら、もしかして私の事弱いと思ってる?』
『それならお門違い、私の方があんたより強い』
「………いいじゃん、やってやるよ!」
___
『で?なんだっけ“やってやる”だっけ?』
「クソッなんで………」
『あんたってよく表情に出るわよね』
「?どういうことだ?」
『考えがわかりやすいってこと』
『お陰で楽に対処出来る』
「ッ!」
『1on1は駆け引きなわけ、分かる?』
『どう動くかここで止まるか』
『駆け引きをするにはまず自分の考えてることを漏らすな当たり前の事だろ』
『できる限り相手が読めない手で行け』
『全て読まれても勝負しろポーカーとかでも同じ、弱い手でも強気でいろそして相手の自信をぶち壊せ、以上』
「…………………」
『……何』
「いや……めっちゃアドバイスくれるなって………」
『…………別に』
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作者名:風影 | 作成日時:2023年2月25日 13時