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妊娠が判明してから3日がたったとある日。
帰ろうとしていると、
音 彩ちゃん。
彩 音ちゃん?どうしたの?
音 ちょっと話したいことがあるの。あっちで話さない?
彩 わかった。
私と音ちゃんがきたのは仮眠室。
はなしってなんだろ。
音 これ、さっき彩ちゃんのカバンから落ちてた。
そう言って差し出されたのはエコー写真だった。
彩 あ、ありがとう。
音 父親は?
彩 …
音 何かあったの?
彩 実はね、
わたしは音ちゃんに最近あったことをはなした。
音 西島さんの子供なの?
彩 うん。
音 西島さんにいった?
彩 言ってないよ。言うつもりもない。
音 それでいいの?
彩 うん。
音 わかった。彩ちゃんがそういうなら何も言わない。
そしてあっという間に退社の日がきた。
彩 お世話になりました。
隆弘 なぁ、なんでやめるの?
彩 実家で色々あったの。大変だから実家に帰るの。
隆弘 …そっか。
この時隆弘は私が嘘を付いたことにきずいていた。
でも何も言ってこなかった。
それは私に気を使っているからだ。
これでいい。
そうだ、
手紙に残そう。
この手紙に私の気持ちをとじこめよう。
大丈夫。
あとは忘れるだけ。
さよなら大切な人。
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はら - オリジナルフラグ外して下さいねー (2018年4月17日 7時) (レス) id: e9a7e628ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちなつ | 作成日時:2016年11月14日 1時