大切な人〜忘れられない想い〜

22 ページ25

隆弘side



隆弘 おい！


やっぱり倒れた。



無理すんなって言ったのに。




失礼しますなんて思いながら体温計を脇に挟む。



ﾋﾟﾋﾟｯ



39.2



めっちゃ高いし。






とりあえず仮眠室に寝かせておこう。


隆弘 音ちゃん、

音 彩ちゃん大丈夫ですか！？

隆弘 すごい熱があるんだけど、

音 やっぱり、隆人君どうしよう。

隆弘 代わりに迎えに行ったらだめかな。

音 西島さんが？

隆弘 うん。

音 …しょうがない。私、保育園の先生と知り合いだから言っておきます。迎えに行ってあげてください。

隆弘 今日は心配だからそのまま連れて帰るわ。

音 …わかりました。

隆弘 じゃあ、



帰る準備をしようとしたとき、


音 あの、

隆弘 ？

音 大切にしてあげてください。私の大事な親友なんで。

隆弘 おう。



そう言って彩を連れて保育園に向かった。

作者から→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す