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帰り道、









ショッピングモールは家からわりと近いので歩き。








ザワザワ







颯 「すごい人だかりだね。」

「そうだね、」









『早く!救急車!』

『女の子は生きてるぞ!』









やばい、









颯 「杏菜?」

「ん?」

颯 「顔色悪いよ?大丈夫?」

「大丈夫!」









近づいてみると、









どうやら事故があったらしい。









「、っ」

颯 「杏菜?」

「はぁはぁ、」

颯 「え、杏菜大丈夫か!」








私はそこで意識を失くした。









目を覚ますと部屋にいた。









帰ってきたのか…








颯 「あ、起きたんだ。体調どう?」

「大丈夫だよ。ごめんね。」

颯 「全然いいよ。でも…」

「?」

颯 「過去になんかあった?」

「え、」

颯 「あ、いきなりごめん。」

「いや、いいよ。でも話せるようになるまでもうちょっと待っててくれないかな。」

颯 「わかった。待つね。」









嫌な思い出だ。










大切な家族を失った時のことを思い出してしまった。









私は両親を事故で亡くしている。








生き残ったのはわたしだけ。








引き取られた親戚には暴力をふられた。









だから家を飛び出してあーゆーふうになった。









まだ話せそうにないから









もうちょっとしたら、








ちゃんと話すね。

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作者名:ちなつ | 作成日時:2017年10月22日 23時

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