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颯Side










颯 「ただいま〜」









あれ、いつもだったら玄関まで来てくれるんだけど…









もう寝たのかな?と思いながら寝室に行っても杏菜の姿はない。









リビングに行くと、









颯 「なんだよこれ…」









テーブルの上にあったのは手紙と








俺が好きな料理、









颯へ、

私を拾ってくれてありがとう。
居場所を作ってくれてありがとう。
私は颯に救われました。
いつまでも頼っていたくないから
これからは自分の力で頑張るね。
ほんとに今までありがとう。

杏菜









全部の部屋を探しても杏菜の姿はなかった。









俺が買ってあげたものは残っていた。









颯 「なんでだよ!」









勝手にいなくなるなよ。









こんなに、









こんなに好きなのにっ、

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作者名:ちなつ | 作成日時:2017年10月22日 23時

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