大人になった君 (ページ7)

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放課後ページ7

あの後もなるべく颯に近づかないようにした。

私たちの関係を知ってる工藤先生と花村くんに心配されてしまった。

分かってるんだよ。

私は颯が好き。

でも私は5歳も年上だし、

颯したらおばさんだよね…

これ以上好きにならないようにしないと。

放課後、

教室にペンケースを忘れたから取りに行くことに。

「あったあった。」

帰ろうとすると颯が入ってきた。

「あ、颯…」

颯「なんで無視するの。」

ん？

拗ねてる？

「なんでもないよ？」

颯「理由がなかったら無視しないでしょ。」

「ほんとになんでもないの。」

颯「ふーん。」

分かってくれた…？

すると颯はいたずらっぽく笑って私に深いキスをしてきた。

「んっ、」

全然嫌じゃない。

むしろもっと颯がほしい。

颯「なんで俺が千裕にいっつも話しかけてるかわかる？」

「わかんない。」

颯「ふは！やっぱり鈍感ｗｗｗ」

「そうかな？」

ﾁｭｯ

「え、」

颯「好きだからだよ。」

「颯が私を？」

颯「うん。ずっと前から好きなんだよ？」

「でも私は先生で颯は生徒じゃん。」

颯「そんなの関係ないでしょ。卒業まであとちょっとだしそれまで隠せばいいじゃん。」

「うん、」

颯「俺と付き合ってください。」

「はいっ、」

好きになったらだめだって思ってたのに、

すでに抜けられない。