大人になった君 (ページ5)

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先生颯side ページ5

久しぶりに会った君は、

4年前の可愛らしさを残しつつ、

綺麗になっていた。

俺は昔から千裕が好きだった。

でも俺のほうが5歳も年下だから恋愛対象に見られることはなかったけど。

このことは誰にも言ってない。

とは言っても俺の両親と想太だけはなぜか気づいている。

まさかほんとに先生になるなんてなぁ。

まだ、

まだこの気持ちは伝えられないかな…

家に帰ってテレビを見ながらぼーっとする。

颯母「ほんとに綺麗になったわよね。生徒にもモテるんじゃないの？」

颯「あぁ、まぁ。」

颯母「あんたも大変ねぇ。まぁせいぜい頑張りなさい笑笑」

颯「…」

そう。

新学期が始まってからしばらくがたった。

千裕は小柄でかわいい顔立ち。

おまけに性格も明るく話しやすい。

他のクラスに千裕のことが好きなやつがいるらしい。

負けてられないな…

てゆーか、

さっきまじやばかった。

本音ことを言うと、

理性がぶっ飛びそうになった。

なんか無意識に押し倒してた。

俺に押し倒された千裕は顔を真っ赤にさせて、

目が潤んでいた。

あれ以上近くにいたら本気で襲ってた。

まぁ

傷つけることはしたくないから、

気をつけないと。