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会えない… 颯Side ページ16
千裕はいなくなっていた。
千裕のお母さんに聞いても口止めされてるから、といわれた。
いきなり会えなくなるなんて…
のちのち大輝めんに聞くと、
俺との関係が疑われたらしい。
つきあってないと嘘をついて責任をとる形でいなくなったみたいだ。
......................................................
いなくなってから2ヶ月がたった頃。
大輝 「山本先生は颯のことほんとに好きだったんだよ。」
颯 「でも好きじゃなかったって、」
大輝 「それは颯に嫌われるための嘘なんだよ。」
颯 「え、」
大輝 「どうせならとことん嫌われた方がいいって。そうでもしないと忘れられないからって言ってた。」
なんも知らなかった。
あんなこと言わなきゃよかった。
謝りたいのに謝れない。
嫌いになんてなれない。
ずっと好きなままだ。
先生、
いや千裕、
絶対会いに行く。
会ったらごめんと、好きだっていいたい。
もう俺を好きじゃなくても
気持ちだけ伝えたい。
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作者名：ちなつ
| 作成日時：2017年7月4日 3時
