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三十七話「ドジがしたくてしてる訳じゃない。」 ページ38

Aside

長谷川「いやー…この3人、新入りでして…
…ビルを案内していた所でしてね…っ?」

神楽「お帰りなさいませご主人様〜」

何やら、浪人がうじゃうじゃと…。

浪人「いや俺らご主人様じゃないから…」←

『それでは失礼致します〜』

?「待ちな。…臭い…臭いよ…嘘つきスパイ
の匂いだねェ…その中にあの人と同じ獣の匂い
…今日は沢山の匂いに出会える。でも…そろそろ
鉄錆びた血の匂いを嗅ぎたいねェ。」

……こいつ、違う。

『…危ないから下がってて。』

何か…違う。

3人「!」

似蔵「やり合ってくれるのかい?
この人斬り似蔵と。」

ードシャァァン…

っ何とか3人を護りながら

受け身を取ったけど…。

『……。』

似蔵「お楽しみの途中すみませんねぇ。
鼠が紛れ込んでいたみたいで。」

橋田さんの目の前に出てきてしまった。

新八「Aさん…血が…っ!」

『大丈夫っ』

まあ…遅かれ早かれこうなるとは思ってた。

橋田「っ貴方たちはお登勢殿の所にいた…
こんな所まで来るとはお節介な人達だ。」

新八「僕たちも指示されてきてますから。」

はぁ…俺の恋人は遅いなあ。

『ただの孫想いのお爺ちゃんでは無い
みたいですね?橋田賀兵衛さん。』

橋田「貴方達もただのお節介としては
やり過ぎですよ。世の中には知らぬほうが
いいこともあるんです!!」

早くしないと俺が愛想尽かしちゃうぞ?←

……ありゃあ…。

…浪人共に囲まれてしまった。

新八「っ神楽ちゃん!」

神楽「コーヒーはミルクと砂糖どちらで
お召し上がりあがりマスカー?やっぱり…
コーヒーは砂糖でございますよねぇ!!」

ーボフンッ

っよし…煙幕が掛かった!

ロープで縛られていた娘を解放して、

俺らは外に出た。

……あの似蔵とか言う奴…来るぞ。

『っ逃げるよ…』

ーーーーーーーーーーーーーーーー

予想通り、似蔵は追いかけてきた。

……そして、

『っうわぁぁぁ!?』←

…屋根から落ち……あ…。

屋根の下に屋根があって助かった…//←

娘「貴方たちは…?」

俺たちは娘に勘七郎君のことを話した。

新八「…何があったんですか?」

娘「……。」

…そして、この娘はお房と言うらしい。

勘七郎君の父親は、橋田さんの息子の勘太郎さん。

病弱だったそうだ。お房さんは勘太郎さんの

使用人であり、徐々に惹かれあった二人は

ひっそりと家を出た。

…そこからは聞くにも耐えなかった。

三十八話「母ちゃんたるもの。」→←三十六話「似てるからって親子とは限らない。」



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作者名: | 作成日時:2024年3月14日 22時

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