三十話｢流れ星に三回願うと叶うって言ったやつロマンチストだよな｡｣ ページ31
Aside
『わぁ…！』
街灯りが少なく､夜空を遮るものが無い｡
……本当に…良いところだ…｡
『……｡』
……圧巻される｡
坂田｢……すげぇ…//｣
…流星が､絶え間なく過ぎ去る｡
なのに……俺ってば…､
『…////』
銀時の横顔ばかり見てる｡
『…銀時……連れて来てくれて
ありがとうっ///』
凄く､綺麗｡
坂田｢！…おう//｣
………本当､最高のデートだ｡
ー俺らは手を繋ぎながら
流星群を眺めていた｡ー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
坂田side
『…！…また流れた！//』
坂田｢…///｣
…Aは､知ってんのかねぇ｡
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
…戦争真っ只中の時、
俺らは辰馬に遊郭に誘われた｡
『……ごめん辰馬｡
今日は先約があるんだ｡』
坂本｢おー？遂に恋人か？｣
『っ恋人…かもね？//』
坂本｢アハハハ！Aも隅に置けんのう！｣
『……//』
…恋するみたいな瞳を､
俺は見逃すわけが無かった｡
………もう既に好きだったから｡
でも…そん時はまだ､
恋とかいう感情を､理解出来ていなかった｡
……それから夜になって…､
俺はこっそり遊郭を抜け出して
Aを探した｡
……人目のつかないような処で､
坂田｢……っ…｣
『っ綺麗〜//』
夜空を眺めて…手を伸ばして…､
『ふふっ///』
無邪気に微笑んで…｡
坂田｢…///｣
…すっげぇ…綺麗で｡
……この時､馬鹿な俺は気付いた｡
坂田｢…A///｣
Aが好きだって｡
ーーーーーーーーーー
今も昔も､星空を映す瞳は変わらねぇ｡
……そこに少しでも､
ーﾁｭｯ…
『？！////』
坂田｢…いい加減慣れろよ///｣
俺を映してくれんなら｡
『…っ慣れないよ////
ドキドキして…しんじゃう…////』
坂田｢///…｣
ーﾁｭｯ…ﾁｭｯ…ﾁｭｯ…
『ん…っ銀時////』
坂田｢ん…？///｣
『……大好き､だよ///』
……はぁ…顔良くて性格良くて…
…俺が大好き…？
坂田｢愛してるぞA//｣
はっ冗談じゃねェよ…､
『///…俺だって愛してるし//』
可愛いにも限度があんだろ｡←←
坂田｢…//｣
……人目もねぇし…ここで襲っちまおうか｡
ー…ｼｭﾙ
『っ銀時！//っ何してんの//』
坂田｢服の中に手ェ入れてる//｣←
『っこら…ぁっ///』
坂田｢…//｣
『っ//…流星群なのにぃ//』
坂田｢…宣戦布告だバーカ//｣
俺は星なんざに負ける気はねェ｡←
三十一話＊｢そーゆー事は家でやれ｡｣→←二十九話｢デートの待ち合わせは30分前で｡｣
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作者名：珀 | 作成日時：2024年3月14日 22時
