[銀ｰ魂]ただ天邪鬼､二人｡ (ページ21)

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二十話｢近すぎると見えないものがある｡｣ページ21

桂side

これは昔の話だが、

『っ俺はA｡初めまして！』

まだ銀時とAに出会ったばかりの事｡

桂｢桂小太郎だ｡よろし｣

坂田｢俺は坂田銀時｡よろしくなヅラ〜｡｣

…子供ながらに分かるほど、

殺気も嫉妬心も剥き出しだった｡

桂｢…っズラじゃない桂だ！｣

『ふふっ//』

Aが俺に笑顔を向けたら、

坂田｢おいA｡松陽が呼んでたぞ。｣

『？…ほんと？行ってくるね！』

嘘までついて俺からAを遠ざけた｡

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坂田side

桂｢…まさか気付いていなかったとはな｡｣

坂田｢気付くかよ！！//ずっと傍に居たから
気付かなかった…//｣

桂｢…お前はわざと軽そうな女子に声を掛けて
恋人を作っていただろう？Aの
気を引きたいが為に｡｣

…！……そういえば…、

Aが、俺が別れる度に

抱き締めてくれ……て…｡

坂田｢……俺…っ昔からAの事
超好きじゃん…｣←

桂｢…お前が気付かんせいでAは
無駄に傷付いたんだぞ｡｣

っそうだ…俺と違ってアイツは……

恋心を自覚してたんだよな……｡

坂田｢…っ何してんだ俺……｡｣

…数え切れねぇ位､傷付けてんじゃねぇか｡

それでもアイツは…､

桂｢…全くその通りだ…Aに
もっと感謝した方がいい｡｣

……てかコイツ…酔ったA見た

って言ったよな…？

坂田｢……酔ったAに何もしてねぇ
だろうな？｣

…無防備だからな｡

桂｢…ふっどうだかな…誰かさんの事を
嘆き泣いて､疑いもせず俺の布団で
寝てしまったぞ｡｣

坂田｢……｡｣

……は？

桂｢どうした銀時｡顔が怖いぞ？｣

…にやけやがって…､

コイツ分かってやってんだろ…｡

坂田｢…A〜｣

ーｸﾞｲｯ

『…っわぁ！////』

Aは…俺のなのに…｡

勝手に触りやがって｡

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桂｢ふっ…全く不器用な奴等だ｣

エリザベス｢(そうですね)｣