十三話*「男とは心に獣を飼って生きている生き物。」 ページ14
Aside
神楽ちゃんと約束してから二週間少し経った。
………今日の夜は満月で、
遊具の上から見上げていた。
『……。』
…銀時、元気かなあ。
…記憶戻って…俺の事聞いて……、
……どう思うんだ銀時は…。
ーギュッ…
突然、後ろから温かい感覚が広がった。
「A…っ」
嗚呼……俺は、知ってる。
その愛おしい声と体温、匂いを。
坂田「っ何で来ちまったんだテメェは…。」
……銀時だ。
『っ…こっちの台詞だよ…。』
……死ぬ程嬉しい……来てくれた…。
坂田「……っもう…離せねェ。」
……ふふっ…。
『…っ奇遇だね…俺ももう離す気無いから…。』
ーくるりと向き直り、銀時と目を合わせたー
坂田「っ……」
……あーあ、泣かせちゃった。
坂田「…泣くなよ。」
『…銀時だって泣いてるじゃん。』
ー銀時の指先が、俺の頬に触れるー
……火花みたいだ。
熱を帯びて、何か弾けるような…。
『っ…銀時…///』
坂田「A……//」
ーチュッ
唇が触れたら、もう……
止まるなんて、律儀な事は俺達に出来ない。
ーチュッ…クチュ…。
舌と舌が交じる音が脳に響いて、
『っ………っふ、ぁ…///』
脳まで蕩けて…一体になってしまいそうな、
坂田「……っ///」
そんな…鋭くて甘い空気。
ーーーーーーーーーーー
in宿屋
俺らは流れるように宿に戻って、
『あぁ…っ……っ銀時、///』
坂田「……っA///」
噛み付いて、噛み付かれて……
互いを求めて激しく交わった。
獣の喧嘩みたいに…。
『っ…んぅ?!///』
坂田「……ほんと…っ//馬鹿なヤツ//」
『……〜♡///』
ただ、互いの存在を感じてた。
ーーーーーーーーーーーー
in翌朝
そしたら……いつの間にか朝になってたんだ。
怖いよねぇ…←
『……っ…動けない…』
坂田「……俺も動けねェ。」
……幸せだなあ……、
隣に銀時が居るなんて。
坂田「…その顔…俺以外の前で見せんなよ?//」
ーギュウ…
『……っねぇ俺…どんな顔してたの////』
…っやばい……。
坂田「…教えねェ///」
…銀時は俺を殺す気だ……←←
『////……銀時を見てるから…
……こんな顔になるんだよ///』
っ馬鹿な銀時。
坂田「…お前…やっぱ俺の事殺す気だろ?///」
『っこっちのセリフだよ///』
好きだ……超好きだよ。
好き過ぎてムカつくくらい……←
坂田「///…」
『…///』
結局、その後もう1回シて
俺達は万事屋に帰った。←
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作者名:珀 | 作成日時:2024年3月14日 22時