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十一話「陽のように優しく。」 ページ12

Aside

『……銀時はきっと…記憶を取り戻すよ。
……でも…もし銀時に俺の事を聞かれても、
何も言わないで欲しいんだ。』

神楽「っ何でアルか!まだ好き
なんデショ?」

………好きだ。大好き。

『……愛してるよ…だからこそ、
離れたいんだ。』

もうとっくに取り返しがつかない位、

俺の世界は銀色一色だ。

神楽「……訳が分からないヨ…愛してるなら
待ったら良いネ!」

『………怖いんだ。
……銀時が、もし…俺を拒絶したら……っ』

…俺はもう生きてけない……。

…昔、晋助によく言われていた言葉がある。

"お前は1番松陽先生に似てる"

……っそれが本当だとしたら…、

俺が傍に居たいなんて軽口は……。

っ辛いのは…一番辛いのは銀時なのに…。

神楽「…〇〇公園で、待ってて欲しいアル。
…記憶戻ったら…銀ちゃんに伝えるヨ。」

…………。

……はっきりするかもしれない…。

『…俺……待ってみるよ。
……ありがとう神楽ちゃん。』

思いもよらなかった…。

やっぱり神楽ちゃんは俺なんかより

遥かに強い。

神楽「こんな美青年振った罪アル!さっさと
思い出して焦ればいいアルヨ!」←

『ふふっ//』

ふと、"あの子"と姿が重なった。

神楽ちゃん……どっかで見たこと

あると思ったら、

……似てるんだ。

旅の途中で会った神威君に。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
in〇〇公園

『………。』

…綺麗な青空だなあ…。

少年1「ねーねー!兄ちゃん!遊ぼうよ!」

子供は無邪気だなあ。

『っ俺?…ふふっいいよ。何して遊ぶ?』

少年1「なーなー!人数これで足りるだろ!
かくれんぼしよ!」

少年2「おー!そうしよう!」

少女「じゃあ兄ちゃん鬼ー!」

『!…はーい……いーち、にー……』

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ーーーーーーーー

夕方になる頃には、

少年少女が沢山集まっていた。←

『また明日ね〜。』

手を振ると、

"ばいばい"や"明日もね!"が返ってくる。

学童の先生って大変だな。

……俺ら問題児を纏めていた

松陽先生は、どれほど

大変だったんだろうか。

きっと、想像を絶する事だったろうな。

『……さて…宿を探そうかな。』

俺は近くの宿へ泊まることにした。

十二話「鈍刀は魂の拠り所。」→←十話「価値観など人それぞれとしか言いようがない。」



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作者名: | 作成日時:2024年3月14日 22時

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