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十話「価値観など人それぞれとしか言いようがない。」 ページ11

Aside

『……小太郎…後ろのその白いのは?』

……着ぐるみ…?

桂「あぁ……俺のペットのエリザベスだ。」

『……人じゃないの?』

っまさか…そういうプレイ?←

桂「あっはっは。Aは面白いことを
言うんだなぁ。」←

あ…もしかして俺疲れてる?←←

エリザベス「(よろしくA)」

おぉ…!!プラカードで話すんだ?!

………ちょっと楽しいし可愛いかも←←

ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー

俺はそれから1週間程、

小太郎の処でお世話になった。

……結局、

一瞬も銀時を忘れることは無かった。

…………身を引く…、

その四文字が頭をよぎる。

『……じゃあ……俺は行くよ、小太郎。』

桂「…本当に良いのか?銀時に会わなくて。」

久々に逢えて良かった。

……銀時には忘れられたが、

それは銀時のせいでは無い。

『……俺は安くないからねっ。』

なーんておどけて笑って見せたけど、

桂「……そうか。」

『……じゃあ…またね。小太郎。』

桂「………またな。」

……辛くて、苦しくて、切ない。

『……。』

…自然と、足が万事屋に向かった。

……ターミナルに行く前に…、

ーーーーーーーーーーー
ーーーーー
in万事屋

相変わらず半壊状態で、

でも、

………誰か居る……。

玄関から、そっと万事屋に入って行く。

…机に大量の酢昆布が置いてあって、

椅子を揺らしながら、空を見上げている。

『………神楽ちゃん。』

神楽「!……A…。」

待っているのか……銀時を。

『……俺ね、そろそろ江戸を離れるんだ。
最後に……約束、してくれる?』

神楽「……そうアルか…私に出来る事が
あれば、言うヨロシ!」

神楽ちゃんは強いな。

………逃げる俺とは違う。

十一話「陽のように優しく。」→←九話「泣き上戸は昔話に弱い。」



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作者名: | 作成日時:2024年3月14日 22時

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