己を終えるまで。[ヒロアカ×呪術廻戦] (ページ6)

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5話ページ6

Aside

1A全員｢｢……｣｣

『……泣いていい？』←

勇気出したのに！無言って酷いじゃん！！

……まあ…何も言われないだけいっか…(泣)

〜一方､1年a組視点〜

ある程度の美少年は予想していた｡

隙間から垣間見える髪の毛や肌は､

まるでお人形のようだったから｡

…でも予想を余裕で超えてきた美だったのだ｡

これは無言なのでは無く……気絶している｡←

そして美しいという言葉では物足りなく､

何も言えないのだ！！

ーーーーーーーー

『これからよろしく……って皆起きてる？』

皆寝た？寝ちゃった？

緑谷｢…………A君…？｣

爆豪｢お前……ヒーロー目指してた
だろうが…｣

『ふふっ久しぶりだね｡出久､かっちゃん｡』

やっぱ言われるよなあ……｡

爆豪｢はっ……結局そんなもんだったのか？｣

『何か勘違いしてる？』

一気に場の空気は凍てついた｡

……怒り｡

そんな感情が､久々に表に出てきた｡

上鳴｢(なんだ…身体が動かねえ…!)｣

蛙吹｢(蛇に睨まれた蛙は…
こんな気持ちなのかしら……)｣

っ危ない危ない……落ち着け俺…｡

『……俺は､確かにヒーローを
目指していたよ｡』

クラス全員｢｢！！｣｣

本当は此処に居たかった｡

『皆と同じで､雄英を目指してた｡』

……それも前の夢だけどね｡

尾白｢……なら…どうして…？｣

『…俺には､個性が無いんだ｡
でもね…呪力があるの｡』

負のエネルギーを利用してやる…｡

『俺は呪術師になって､
君達より多くの人を助ける｡
…例えそれが残酷でも｡応援されなくても
恨まれても…俺は人を助けるよ｡』

俺には､俺のやり方があるんだ｡

爆豪｢………｡｣

かっちゃんは不服そうだな｡

ーｶﾞﾀｯ!

椅子から立ち上がり､

真っ直ぐな目をして君は言う｡

緑谷｢……っあの時言えなかったけど…
応援してるから！｣

『！！……ありがとう…出久……｡』

……誰かに応援されているということは､

とっても恵まれていることだ｡

俺の心臓の隣には、

呪いが纏まり付いている｡

…それでも､後押ししてくれている人が､

俺には､沢山いるから｡

俺は……とてもとても､恵まれている｡

ーｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ……ｶﾞﾗ…｡

チャイムと共に、

見覚えのある顔が､教室の戸を開けた、

『…伊地知さん！五条せんせー！』