己を終えるまで。[ヒロアカ×呪術廻戦] (ページ49)

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47話ー姦姦蛇螺編ー(グロ注意！) ページ49

昔々､ある集落では

人食い大蛇がおりました｡

その大蛇は､現れては集落を襲い､

荒らしていく……村人達は

困り果てていました｡

そこで､代々､様々の力を受け継いできた

巫女の家系に大蛇退治を頼みました｡

村人達が影から見守る中､

巫女は懸命に大蛇と戦いました｡

戦いの中､僅かな油断をして巫女は

大蛇に下半身を奪われてしまいました｡

瀕死の巫女は､それでも

大蛇に立ち向かいました｡

…しかし､見てられなくなった村人達は

大蛇にこう言いました｡

｢巫女を生贄にする代わりに､
村の安全を保証してくれ！！｣

………大蛇はこの条件をのみました。

この巫女がいなくなれば､もはや

自分を轟かす存在はいなくなる｡

…そう考えたからです｡

巫女は村人に縛られ､

食べやすいようにと両腕を切断され､

そのまま大蛇に食べられました｡

…そして村には平穏が訪れたのです｡

しかし､平穏も長くは続きませんでした｡

村の者が､次々と死んでいくのです｡

……死んだものは､皆右腕と左腕､

どちらかがない状態で発見されました｡

……それを見兼ねた物が1人､おりました。

巫女には､力を受け継ぐはずだった

娘が居たのです｡

巫女が帰ってこないことを

心配し､その村に向かいました｡

村長に問いただし､全てを聞きました｡

涙にくれながら娘は､

その大蛇の所に向かい､

『お母さん…私が……全て受け継ぐから！』

………そうして娘は､代々受け継いだ

力を巫女から受け継ぎ､自身の

身体に全てを封印しました｡

………そうして現在､

その呪いの所有者は､

『……｡』

懸命に戦っているそうな｡