己を終えるまで。[ヒロアカ×呪術廻戦] (ページ45)

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43話ページ45

Aside

『……っ…まずい…！高専にも』

あの人に見られたら…！

……っ皆に……見られたら…！！

そう考えた時にはもう遅くて､

五条｢………A…帰ろうか｡｣

虎杖｢んしょ…っと…｡｣

職員室に居るヒーロー全員が､

五条せんせーの怒りに動けずにいた｡

『……っ…離して悠仁！』

暴れても､手首を掴まれてるから

……抜け出せない…｡

虎杖｢……悪ぃ｡無理だ｡｣

…っ……嫌だ………｡

………また………"あの部屋"…に……｡

五条｢……ここにいても迷惑かけるよ？
…それでも居るの？｣

…………迷惑……｡

………あ…そうだよな……｡

『……っ』

相澤｢…っそれは…違います｡｣

相澤｢…小野寺君には､何度助けられたか…
…クラス全体の意識も変わりました｡
………迷惑じゃありません｡｣

『………｡』

予想外だった｡

………憧れのヒーローから…そう言って

もらえるなんて…｡

『……相澤…先生……ありがとう…｡』

"あの部屋"に戻るのも､

……良いって思えるくらいに。

『……悠仁…おろして｡俺､戻るから｡』

………大丈夫｡

…………大丈夫｡

『…相澤先生…皆に……伝えてくれます？』

俺は背伸びをして､耳元で

別れの言葉を言った。

相澤｢……分かった…｡｣

『……さよなら…楽しかったよ。って』

……それを最後の言葉にして､

俺は高専に帰った｡