己を終えるまで。[ヒロアカ×呪術廻戦] (ページ29)

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28話ページ29

Aside

『…頑張るんだよ｡順平｡』

その後､順平と呪霊を祓って､

順平は高専に帰って行った｡

……しっかし…呪霊の

手応えが全くない…まぁ……それに

越したことはないんだけど…｡

任務で呼ばれるレベルなのかな…って､

要らないこと考える。

はぁ……さて…体育祭でも見に行くか…｡

飯田｢はぁ…っ…はぁ…っ！｣

………？…あれは…飯田君……？

物凄く急いでる…？……何かあったのか｡

急いでるみたいだし…明日聞こうかな｡

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『……今は…焦凍とかっちゃんか｡』

もう決勝……人使君…負けちゃったのか｡

俺…見れなかったな。

……デートくらい…行くのに…((ﾎﾞｿｯ))←

………焦凍…左は……使わないのか…｡

…………分かっている｡君の想いは…｡

憎いんだろう……あの人の事が。

『………｡』

過去がチラつく｡

……今も脳裏に焼き付いている｡

『っ焦凍！想いに負けんじゃねえ！！』

緑谷｢轟君！負けるな…頑張れ！｣

轟｢……！！｣

焦凍が左を使おうとしたが､

…………直前に使うのをやめて､

勝者は､かっちゃん｡

………暴れようとしたかっちゃんの

気持ち……分かるよ…｡

……全力でかかって行ったのに、

途中で諦められるほど､

…君にとって…屈辱的なことは無いから｡

…………歓声がたちまちに上がり､

そのまま表彰式になった｡

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一頻り終わって､殆どの生徒が帰ったあと

…祭りのあとの静けさとは､

この事を言うのかもしれない。

『………天哉君｡』

俺は誰もいない教室で､

天哉君の机を撫でた｡

……何があったんだろう｡

…………｡

轟｢……A…帰らないのか？｣

！……焦凍と出久だ｡

『…ん……焦凍｡出久｡お疲れ様｡』

緑谷｢A君もお疲れ様｡｣

轟｢嗚呼…あの時…応援してくれてありがとな｡
…A､緑谷…やっと…決心が着いた｡｣

……焦凍も､前に進もうとしてるんだ｡

…俺も……頑張らなきゃな｡

緑谷｢へっ？…いや､僕は全然…！｣

『…出久の言う通りだ
……そっか…行くんだね。』

……焦凍のお母さんの所に…｡

轟｢………あぁ…｡｣

緑谷｢…2人に…1つ､聞いてもいい？｣

『……？』

緑谷｢A君と轟君はどうやって
知り合ったの？｣

『……そーだなあ…｡』

……そう､あれからだったな。

焦凍と仲良くなったのは。