己を終えるまで。[ヒロアカ×呪術廻戦] (ページ28)

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27話ページ28

Aside

それから放課後になった｡

皆､体育祭で意気揚々としている｡

……俺？

俺はこの後、鍛錬があるからな｡

やることが無いわけじゃない！

これからだ…頑張れ俺…←←

『順平｡これから鍛錬だからね｡』

吉野｢っ…緊張してきた…｡｣

『大丈夫だよ｡俺に任せて』

………？

何か…廊下に人集りが…｡

……！あれって…！！

『人使君？』

心操｢？！……あんた…なんでここに？｣

『あ～…色々あってここにいるんだ｡
……それと､これ｡』

前に借りてたハンカチは

血でダメになったので､

新しいの買っておいた！！

……猫ちゃん…柄だけど……｡←

心操｢…あぁ//…良かったのに///｣

『……？…今日は…人が多いね』

心操｢……宣戦布告に来た｡｣

『！…そっか…頑張ってね｡』

心操｢……後､俺が勝ったら｣

『？……うん…？』

ーｸﾞｲｯ

急に引き寄せられて体制が崩れた。

心操｢………デート…してくれ…//｣

と､肩を抱いて耳打ちされた｡

人使君………女子を落とすような事

俺に言わないでっ←

…と言うか…俺なんかでいいのかな？

『……よ…喜んで///』

背伸びをして､耳打ちで答えた｡

………デートとか…何か…ドキドキする…｡

…そんなことした事がないから｡

心操｢…///…絶対勝つから！///｣

『…～…//…順平…っ行くよ///』

吉野｢っうん!｣

『……あ～…///…』

言えねぇよ……ちょっと楽しみとか…｡

うわあああ？！←

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そして､体育祭当日になった｡

……俺は､順平に教えることを

全て教えて…俺と互角にやり合えるよう

になった……強くなったのう…｡←←

『俺から教えられるのは､
もう無いよ……でも､最後にこれだけ…
言っておくね｡』

吉野｢ありがとう…！………何でしょう…？｣

『呪術師はヒーローじゃない｡
褒め称えられるわけでも､感謝を
言われる訳でもない……でも､卑屈に
だけはならないでね｡』

吉野｢……はい！｣

『……ん…順平は高専帰るのかな？』

吉野｢そう…ですね……｡
僕は皆と遅れをとっているので…｣

『……｡』

………何だか…｡

ーｷﾞｭｯ

吉野｢？！…っA…君…？//｣

昔の俺を見てるみたいで…｡

『……焦んないでいーから｡
………大丈夫だから…｡』

いてもたってもいられなかった｡