19話 ページ20
Aside
『………?』
あれ……俺…血を採って……。
寝てるのか……夢の中…?
イ「…っ…うぁぁ…っ!」
突然後ろから叫び声が聞こえた。
血を流している……あれは…。
相澤先生?!
……っ俺は…何してんだ………体が動かない…
早く……っ動かねぇと!!
あの…脳丸見えのやつ…!!
倒さないと……!!
『……お前に何が出来る?』
………っは…?
『無個性で私に呪われて…
出来損ないのお前に何が出来る?』
…っ分かんねぇ…!でも行かなきゃなんねぇ!
はやく……動いて……っ!!
『…面白いやつだ。精々死なないようにな。』
……!!
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『っ………?!』
…夢?!
まだ…感覚がふわふわしてる……。
リ「ん。起きたかい?」
ーーーーーー
相澤「終わったら……ーーー」
ーーーーーー
『…ごめんなさいリカバリーガール!!』
リ「っ!!…ちょっと!」
俺は走った。
限界突破だ……俺の身体はもう
悲鳴をあげている。
『……っイレイザーヘッド…!!』
あの夢が、正夢としか思えなくて。
夢だと思えなくて。
『…!!……っそうだ……錠剤……』
ポケットに入っていた鉄錠剤を
……全て取り入れて飲んだ。
苦しい。だけどさっきより良い。
飯田「……A君?!」
『天哉!U S Jで何かあったの?』
飯田「敵だ!敵が侵入してきたんだ!」
『分かった…先生達に伝えてくれ!』
飯田「ああ!!」
飯田が出てきたであろう
入口の隙間に入り込み、
その場の光景を見た瞬間。
……怒りで…あまり覚えていない。
……ただ、記憶に残っていることとすれば、
自分の不甲斐なさと、無力さが、
今でも鮮明に思い出せる。
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作者名:珀 | 作成日時:2021年6月21日 20時