17話 ページ18
Aside
『……よし…っ！…行ってきます｡』
今日もいつも通り身支度して、
俺は雄英高校に向かう｡
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『おはよう｡』
俺は､忘れてたんだ｡
火傷みたいになった顔の傷の事……｡←
八百万｢ごきげんよう…
…って…どうされましたの？！｣
轟｢…A……っ…大丈夫なのか？｣
砂糖｢保健室行った方が良くないか？｣
んあああ((
いらない心配かけちまった……｡
『……昨日の呪霊に少しやられただけ｡
心配しないで｡』
麗日｢……A君…｣
『ちょっと油断したの｡
痛くないから大丈夫｡』
包帯しないとな……気を付けよ｡俺｡
ーｷﾞｭｯ…｡
『!…焦凍……？』
轟｢お前はいつも…消えそうで怖い｡｣
……まさか…焦凍が､
そんな事考えてたなんて思わなかった｡
『…ホントにごめんね｡』
背中を優しく叩いた｡
こんな大きくなって……←同い年だよね
でも全然変わんない｡
轟｢っ…いや…すまねぇ…急に｡｣
『ううん｡皆も心配してくれてありがとう｡』
砂糖｢おう！もっと頼れよ！｣
……耳が痛いな｡
たくさん言われてきた事だ｡
……でも……きっと……
どれも､約束は守れないけどさ｡
『うんっ//』
……俺は､恵まれている｡
『…俺､保健室行ってくるね｡』
轟｢…そうか…気を付けろよ｡｣
『うんっ｡』
緑谷｢A君！｣
『……ん？』
緑谷｢…っ……お願いします…｡｣
出久は深々と頭を下げた｡
……そんな頭下げなくてもいいのに､
『…俺がしたくてしてるから｡
頭上げなよ｡』
緑谷｢っ…でも｡｣
『いつか…俺がこの血を使わなくても
いいよような世界にしようね｡』
出久の肩に手をそっと置いて､
そういった｡
緑谷｢っ……君ってば……本当に…っ｣
『？…行ってくるね｡』
緑谷｢っうん…｡｣
俺の人生じゃ足りないけど……
俺より優秀な皆だ｡
大丈夫……｡
…でも…まさかこの後､
あんなことになるとは知らなかった｡
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作者名：珀 | 作成日時：2021年6月21日 20時
