己を終えるまで。[ヒロアカ×呪術廻戦] (ページ14)

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13話ページ14

Aside

あの後すぐに出久をお姫様抱っこして､

リカバリーガールと共に

保健室に向かった｡

テキパキと､リカバリーガールが

点滴や治癒を施していく｡

『……リカバリーガール｡
俺の血…この点滴に混ぜてもいいですか？』

リ｢小野寺君の血のことは
聞いているけど…いいのかい？｣

『……えぇ｡俺が､決めたことです｡』

リ｢…手当はさせてもらうよ｡｣

『……ありがとうございます｡』

注射器で血を採り､

点滴の中に入れていく｡

……ごめん…こんな形でしか…｡

癒すことが出来なくて……｡

『……っ…ねぇ……嫌だよ……出久…｡』

このままヒーローになったら、

君が先に逝ってしまうんじゃないか…｡

ほろりほろりと､

涙は出久の頬に落ちていった｡

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in教室

それから教室に戻って､

今放課後なんだけど……｡

『…かっちゃん…？』

爆豪｢何で…見えない所で怪我ばっか
つくってくんだよ…!｣

かっちゃん…そんな事思ってたんだ｡

……ご最もだな｡

でも……｡

『…俺の血で､俺は治せない｡』

爆豪｢！！…じゃあ…あの時のも…｣

……あの時……？あぁ……

小学生の時の話かな？

あれはかっちゃんが喧嘩して

怪我して泣いてたから治しただけなのに｡

『……でも…かっちゃんが治るなら､
あれで良かったの｡笑』

爆豪｢…っ！…何なんだよ！！
お前も…！デクも…！！｣

あ……泣いちゃう……｡

やだ……なんで……｡

『かっちゃん……？』

爆豪｢……っくそ…！！｣

そう言って俺の手を振り払って

かっちゃんは帰ってしまった……｡

……かっちゃんの傷付く事言ったかな…｡

…俺も……まだまだだな｡