ブライダルベール【雪】

△ ページ27

翔太に強引に手を引かれて連れて来られたのは




いかにも偉いですオーラのある人の前
おそらく今日撮影するブランドのお偉い様








渡「あの、こいつ。どうですか？」





「いや、あの。ねぇ翔太ってば」










こんなthe一般人の私がOKもらえるわけないでしょうよ
ほら偉い人すごい見てる…











『うん。いいねこの子で行こう』





「え？」





渡「あざす」





『こんな子どこから連れてきたの渡辺くん』






渡「内緒っす。じゃあこいつ準備させてきます」












行くぞと私の手を引く渡辺さん
どう言う事でしょうか？











渡「んじゃメイクお願いしまーす」





「待て待て」





渡「なに？俺も準備あるから大人しくしてろ」










そういっていなくなる翔太
え、待ってこれどうしよう










スタイリスト「渡辺くんと仲良しなんですね〜」






「あ、いや同居人で」






スタイリスト「あぁ！あなたが噂の！！」






「噂ですか？」






スタイリスト「大人気モデルとシェアハウスする謎の女の子！ってファンの子たちの中で有名人よ」







「そんな大した女じゃないんだけどな…」







スタイリスト「でねも渡辺くんいつも楽しそうにシェアハウスの事話してるんだよ。それに女の子の事あんなに楽しそうに話すなんて珍しいんだから」









なんて翔太の話を聞いている間にどんどんメイクされていく
本格的にどうしよう…一般人だよ？










渡「A終わった〜？」





スタイリスト「渡辺くんナイスタイミング！丁度終わった所よ」






「ねぇ翔太本当に無理だよ」






スタイリスト「そんな事ない、凄く肌も綺麗だったし美人さんよ。ねぇ渡辺くん？」











スタイリストさんからの問いかけに
翔太はじっと私を見て答えた












渡「綺麗なんじゃね。自信持てよ誰がスキンケア用品あげてると思ってんの」






「綺麗って…」






渡「んじゃ、とっとと行くぞ〜」






「待て待て流されるとこだった！」

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←△

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す