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9話。 ページ11

「ねえ、A、もう俺のこと置いていかないでね。



ずっとここにいてね。



離れないでね。」



カルマはそういった後、一呼吸おいて深く息を吸いこんだ。





「A、俺と付き合ってください。」




『……っ』




カルマの言葉に心がじんわりとした。




誰かが自分を愛してくれているのはこんなにも嬉しいのとなのだ。


暖かいことなのだ。と、思った。




『いいに、決まってんだろ……っ』




「え……、マジ、で?……』






私が頷くとカルマの目から涙が落ちてきた。




『Aのせいで、涙とまんな、いんだけど……っ」



『私のせいじゃ、ないっ……わ』



「あは、っ」


『泣きなが、ら笑ってる……っ変』


「……っAも、じゃん」


と、言われ、私は自分の頬は濡れていることに

頬が緩んでいることに気づく。



『あはっ、ほんとだなっ、』

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作者名:立花 花泣 | 作成日時:2017年3月4日 8時

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