Titanic (ページ13)

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ジャックside

その時、キャルドンとローズの母が階段から降りてくるが2人は俺達だと気づかずに頭を下げて通り過ぎて行ってしまったのた

これにはAも驚き俺たちはお互いに見つめ合いながら笑っていた

『あ、ローズだわ！』

Aの声に反応し階段の上をもう一度見ると次は、ローズが階段の上から降りてくる

「一瞬、私も誰だか分からなかったわ。A、凄く綺麗…」

『ふふっ、ありがとう。でも、綺麗なのはローズ…貴方の方でしょ？』

Aside

『ねぇ、ジャック…ローズもエスコートしてあげたらどう？』

「いいのよ、別に。それに貴方達の関係を邪魔したくないわ」

そう言うと、ローズはキャルドンの方へ向かう

「ダーリン、ローウェルさんとドーソンさんがいらしたわ」

「え？ドーソン？」

キャルドンは、驚いた顔をして私とジャックの顔を交互に見ていたそれはローズの母もでとても驚いた顔をしていた

「ハハ…これは驚いた。本物の紳士と淑女に見えるぞ」

「そうでしょう？」

「大したもんだ。さあ、行こうローズ」

そう言って、キャルドンは腕をローズに差し出すとローズはその腕に捕まって私達の前を歩き出す

私とジャックは、前を歩くキャルドンとローズとローズの母に着いてディナーの席まで歩いて行くと席に着きディナーは始まった

「この2人は三等客室の乗客でね。昨夜、ローズを助けて下さった」

「ローウェルさんとドーソンさんは素晴らしい画家でいらっしゃるの。今日、作品を見せていただいたわ」

「ローズの芸術を見る目は少々、変わってまして…いや、気を悪くさせたかな？」

キャルドンは、私達に嫌味を言うが私は、それよりもテーブルマナーの方が心配だった

私の目の前にある、ナイフやフォークの使い方なんてちっとも分からない…それは、ジャックも同じで私達は顔を見合わせて苦笑いする

私達が、困っているのに気づいたのか横に座るモリーが「外側から順に使って行くのよ」と教えてくれた