Stranger Things (ページ34)

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マイク「膨大なエネルギーで
ゲートが開いたのさ」

マイクは、今クラーク先生に
言われたことをエルに説明している。

マイク「でなきゃ、ウィルは行けない」

エル「そうね…」

『ゲートの場所は知ってる？』

私がそう聞くと、エルは首を横に振った

ルーカス「なぜ裏側の話を？」

ルーカスが怒った様にそう聞くと
エルはルーカスから顔を逸らし
立ってウロウロしている
ダスティンの方を見た

マイク「何やってる」

ダスティン「…」

マイク「ダスティン、答えろ」

ルーカス「ダスティン！！！」

ルーカスが大声でダスティンの名前を
呼ぶとダスティンはビクッとして
ようやく話し始めた

ダスティン「コンパスを…
方位磁針だ、今すぐ見せて！」

ダスティンにそう言われ
持ってきたコンパスを全て机の上に置く

マイク「何なの？」

ダスティン「北を指すよな？」

ルーカス「それが？」

ダスティン「北じゃない」

マイク「つまり？」

ダスティン「針は北を刺してない」

マイクとルーカスは黙り込む。

私もダスティンの言ってることが
理解出来ずに頭の中で考えてみた

ダスティン「マジで鈍いのか？」

…

…！

『そうだ！
太陽は東から昇って西に沈むんだ！』

ダスティン「そうだ！流石、A！
つまり、あっちが北」

マイク「コンパスの故障？」

『コンパスの仕組みを考えてみて
電池は入ってないでしょ？』

ダスティン「そう、電池は要らない
針は自然に北を向く」

ルーカス「なぜズレる」

『コンパスの向きは磁石で動かせる
強力な磁場があると針がそっちへ向く
ゲートには巨大な力がある…
だから、針の方向へ行けば
ゲートに着くってことであってる？？』

ダスティン「そういうことだよ！」

こうして、私達はコンパスの指す方向へ
向かうことになった。

この時、エルが不安げな
表情をしていたことに気づいていれば
あんなことにはならなかったのに＿＿＿。