第4章 遺体 ページ21
夢を見た_。
生きているウィルが目の前にいる
『ウィル…?』
ウィル「A…」
『ウィル…!ウィル…!』
私は、ウィルに抱きつこうとするが
抱きついた瞬間にウィルは
サァ…と煙のように消えていった_。
『いっ、嫌あああああああ”あ”!!!』
.
?「A、A!」
名前を呼ばれ
パチッと目を開くと上には見慣れた天井
ああ、家だ。自分の部屋だ。
『マ、マ?』
ママ「そうよ、大丈夫?
随分うなされていたわ。」
そう言って、ママは私のおでこをタオルでふく
あれ、私って湖にいたんじゃ?
じゃあ、今までのは全て夢?
ウィルが死んだのも?
『ママ、私…湖に…』
ママ「そうよ、湖で倒れてルーカスと
ダスティンが近くにいた警察の人達に
言ってくれたのよ」
そっか、ウィルの遺体を見て
私は泣き崩れてそのまま意識が
遠のいていったんだ。
ウィルが死んだのは、夢じゃない。
現実なんだ_
『マ、マ…ウィルが…』
ママは何も言わずに
震える声で言う私を抱きしめた。
ママは私がウィルのことを
好きだったことを知っているのかな?
そんなことを思いながら
私は、ママの腕の中で昨日とは
打って変わって小さな声で泣いた
.
ママに抱きしめられながら何分間か
泣くと私は少し気分が落ち着いた
そういえば、お風呂入ってないや
『ママ、シャワー浴びて来る』
ママ「ご飯は食べれそう?」
『うん、多分。』
ママ「分かったわ、作っておくから
シャワーを浴びに行ってらっしゃい」
『うん、ありがとう』
私は、お風呂に向かい
ママはキッチンに向かった
46人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ティファニー | 作成日時:2021年2月27日 17時