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キーンコーンカーンコーン
「終わった
これって罰って言うより、ご褒美だよね」
「ねー」
確かにそうだ
授業しない分、話して暇つぶしだし
ふっ、せんも馬鹿だな
「お前ら、お疲れ」
「こっちのセリフかな、それは」
「こっちは、ある意味ご褒美だよ!!」
「くっそ、ずりぃ…」
「次は何じゃ?」
「あ、なっちゃん
次は移動、確かー…数学」
数学かー、うん
勉強してなかったや
「じゃあ、行くぞー」
渉の声で、4人揃って歩く
「お?Aたち相変わらず一緒なんだね」
「一ノ瀬先輩」
「先輩も次移動なん?」
「んー、理科なんだよなぁ」
わー、理科なんて僕の最も大嫌いな教科だー
大変ですねー(棒
「がんばってください」
「Aもね」
「はーい」
一ノ瀬先輩とわかれると
次は
「あ!Aちゃーん!!」
「
「天ってなに!?天宮だよ!!」
「あっ、あめみや先輩」
「ドSAちゃんめ!」
あまちゅ先輩弄るの楽しーー
反応がいちいち大きくてね
「
「英語だよ」
「英語…」
憂は英語苦手なんだっけ
「さかたん、頑張れー」
あまちゅ先輩…じゃなくて、天宮先輩とわかれると
また、次々に家の人にばったり会う
「あ…霧崎先輩」
luzさんはいじるネタがない
「なんか、嫌そうやね」
「いや、そんなことないです」
何故にこうも、知っる人に会うのか
え?この学校ってこんなに狭かった?
グラウンドも広いし体育館も広いし、校舎も広いはずなんだが
「次何?」
「数学です」
「へえ」
「光くんは次なーに?」
「えーと、何だっけ…あっ、体育」
あ、今から着替えか
なんで忘れたんだろ
「頑張ってください」
「グラウンドでサッカーするから見ててやー?」
「え、あ…はい
あ、いや…席が廊下側なので見れないです」
「えー…そっかぁ、じゃあ行くねー」
バイバイ〜と手を振り更衣室がある方向へ走っていった
途中で怒られたのは見ないことにしておこう
「ここやよね?」
「入るぞ…?」
何をそんなに不安がっているのか、うらさかのおふたりさん
「何してんの、さっさと入ろ」
ガラッとドアを躊躇なく開けると
渉がどわあっっと言った
「え、なに」
すると、教室の中にいる人たちの視線が一気に集まる
「高橋くんだぁ!」
「坂田くんもいるぅ!」
あーぁ、なんか…どんまい
女子の群れを通り抜けてた
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作者名:羚於 | 作成日時:2017年3月23日 10時