まずは映画を見に行きませんか？2【名前変換オリジナル】

夏希先輩と ページ7

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夏希「いやいやいや察してないけど！なに、光原のこと好きなの！？」

『え、え、え！？？じゃ、じゃあ光原先輩のことどう思ってるって何のことですか！？』

夏希「私はただ、光原議員のこと知って光原への印象が変わってないかとか、そういうのを聞きたかっただけで…！…で、好き、なの？」

『…。はい…』



さいっあくだぁ…。なにこの状況。勝手に勘違いして光原先輩のこと好きって言って…。



夏希「その…いつから？」

『…一目惚れだったんです。入学式のときから…。あ、でも！学生執行部に入ったのは光原先輩が目当てとかじゃなくて…！』

夏希「うん、それは今までのAちゃん見てるからわかってるんだけど…。最初からかぁ」



あまりにも気まずくて視線は下に落ちっぱなしである。



夏希「…。Aちゃん、光原のこと知ってどう思った？」

『えっと…どうも思わなかったです』

夏希「え？」

『そりゃあ議員の息子さんって聞いて驚きましたけど、別にそんなに重要なことじゃないと思うんですよね…』

夏希「そっか…」



光原先輩は重要なことだ！って言ってたよね。まぁそれによって振り回されてきたんだろうし…そう思っても仕方ないよなぁ。でもやっぱり私は、あんま重要なことだと思わないんだよな。



夏希「私、応援する」

『え？』

夏希「Aちゃんと光原のこと！」

『えぇ！？』



応援！？そりゃあ夏希先輩に応援してもらえたら、めちゃくちゃ心強いけども…！！



夏希「みんなね…本当にみんな、光原のことテレビに出てる有名人とか、議員の息子で将来期待されてるとか…そう思ってて。偏見を持ってるんだよ。最初は私だって…」

『夏希先輩…』



私…夏希先輩は執行部の中では光原と一番仲が良くて、一番理解してるんだと思ってた。実際そうなんだろうけど…最初はもっと違ったのかな。



夏希「だからそういう偏見なしで、光原のことを想えるAちゃんはすごいんだよ。やっぱりAちゃんみたいな子が、光原には必要だと思うから。だから応援する」

『…ありがとうございます！』



そう言った夏希先輩の顔はすごく優しくて…。夏希先輩の後輩になれて本当に良かったと思った。



夏希「じゃあもっと2人に仲良くなってもらうために、ミッションを与えます！！」

『…え？』



んんんん？ちょっと展開早くない！？


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