まずは映画を見に行きませんか？【名前変換オリジナル】

案外、選択肢は少ない方が楽だったりする ページ28

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A母「え？まだ告白してなかったの？お母さん、もうしたと思ってたー」

『してないよ。できるわけないよ私に…。のはずだったのに…ポロっと…』

A母「まぁ良かったんじゃない？もう言っちゃったんだから、あとは告白成功して付き合うか。失敗して押せ押せモードになるかしかないんだから」

『選択肢が少なすぎる…』



昔から悩み事はお母さんに相談してきた。それは今も相変わらずで。お母さんに相談すれば何とかなる、そう確信してる自分が居る。



A母「A。案外、選択肢は少ないほうが楽なのよ？これから先輩とどう接すればいいのか…。自由にやってどうぞー、なんて言われても笑 何も浮かばないから悩んでるんでしょ？」

『まぁ…そうだね。告白成功か、失敗して押せ押せモードにいくか…』

A母「1回も2回も10回も、変わんないわよ！その先輩と接してて、素敵だなーとか好きだなーって思った時に伝えればいいだけなんだから！自分の気持ちを言葉にするだけ」

『…私にそんなことできるかな』

A母「できるできないじゃなくて、や・る・の！じゃあ、お母さんこれから仕事だから」

『あぁそっか。頑張って…。相談、乗ってくれてありがとう。じゃあね』



時計を見ると、20：20分。お母さんに30分も話聞いてもらってしまった…。

そのまま緑のアイコンを押して、光原先輩とのトークルームをタップする。光原先輩からの連絡は来ていない。



『…』


A光原先輩、先ほどは急に逃げてすみませんでした。あと告白も。


『送っちゃった…』



なんて返ってくるだろう。そもそも返信してくれるだろうか。仕事の話じゃないし…プライベートなことは話せないって…。結局なんで話せないんだっけ。聞こうと思ってたのに、聞き忘れてた。


ピロン


『！！』


紘基大丈夫だよどっちも。返事なんだけど…今度の部活のあと時間あるかな?

A時間あります。返事はそのときでお願いします。

紘基わかった。



『返事、直接してくれるんだ…。正直、今されるかと思った…』



なんなら今の方が良かったかもしれない。次の部活まで、まともに授業受けれる気がしない…！！

いや！でも！！私には2つの選択肢しかない…。



『告白成功して付き合うか。失敗して押せ押せモードになるか！！』



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