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光「Aちゃん、すごく集中してたんだろうね。集中してたら、確かに相手との点差とか頭に入ってこないのかも」
…私の場合は、負けることを目指してたわけだけども。
A「まぁ、問題聞くので精一杯になってたかも…」
光「うん、そんな感じがしてた」
光ちゃん凄いな!感情の読み取りが!
そんな話をこそこそしてるうちに水上さんvs鶴崎さんの勝負は順調に進んでいる。ただ今点差が40ptと10pt。前世の通りに水上さんが圧倒的有利の中、勝負は進んでいた。
A「(このまま前世の通りに進んでいくのかな…)」
どうか番狂わせが起きないよう願う。次の問題文が流れる直前に、水上さんと一瞬目があった気がした。…気のせいかもしれないが。
A「(…なんか今日水上さん関連のことが多すぎない?)」
周りの空気はピリピリしてるんだから私もそれに合わせないと…。
その後、水上さん40pt、鶴崎さん20ptで勝負は終わった。前世の通り、水上さんは伊沢さんと戦うことになった。
スタッフ「一旦、休憩入れまーす!」
その声に、スタジオの緊張感が一気にほぐれる。伊沢さんと水上さんのファイルステージへ向けてのコメント取りなどが行われる。
A「(水上さん、本当に新東大王になるよね?)」
ここまで、前世の通りに行っている。という事はファイナルステージも前世の通りに行くはずだ。…新東大王は水上さんのはずだ。一抹の不安。大丈夫なのだろうか。水上さんはコメント取りを終え、こちらに歩いてくる。鶴崎さんもこちら側の席に座っているため、話しかけに来たのだろうか。…でもなんか、私と目があってる気がするんですけど?
水上「Aちゃん」
おいおいマジで私なのかよ。近くに光ちゃんと鶴崎さんがいるのに?私でええんですかい!?←
A「…はい」
水上「さっきはお疲れ様。良い戦いができてよかったよ」
A「え?いや、それはこちらこそです!」
いい戦いだなんて!?すると、水上さんは手を差し出してきた。…握手なのだろう。先程、私と戦う前の握手を思い出し手を拭いて、握手をした。
A「(これで手汗は大丈夫だろう)」
水上「…やっぱり」
水上さんは、私と握手した途端、握手をしていない手をあごに添えた。…やっぱり、って何が!?
A「や、やっぱりって…?」
手汗…ですか?
水上「いや、柔らかいと思って」
A・鶴崎・光「え?」
え?
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みびみやこ(プロフ) - NEKOさん» なるほど…調べてみたところ、トリップより転生のほうが物語に近いため、編集いたします!教えて下さってありがとうございます!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2019年8月3日 16時) (レス) id: 0d52c0c6b8 (このIDを非表示/違反報告)
NEKO(プロフ) - 変なことをつっこんでしまって申し訳ないのですが、トリップと言うよりかは転生てはないですか?トリップとは次元を超えることなので主人公の前世が私達のいること世界ならそれはトリップではないかと思います、、 (2019年8月2日 23時) (レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
凛香 - はい! (2019年7月19日 12時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - 凛香さん» 46話の誤字ですね。すみません、確認不足でした。報告ありがとうございます!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2019年7月19日 7時) (レス) id: 0d52c0c6b8 (このIDを非表示/違反報告)
凛香 - 最後 新東大生じゃない。 (2019年7月18日 23時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みびみやこ | 作成日時:2019年5月21日 22時