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ナレーター「東大王決定戦2ndステージ！」
ナレーターさんの声に、一層空気がピリついた。2ndステージで光ちゃんと同率になることで、私は東大王メンバーになることができる！ここは慎重に点を重ねていこう…。
…
山里「さぁさぁラストでございます！これでセミファイナリストが決まります！」
キタ！！ここまで慎重に50pを貯め、砂川さんと同率に！え？なぜ、ここの時点で光ちゃんと同率にしてないのかって？そりゃあ、既に同率にしたら光ちゃんが勝つために頑張って、光ちゃんがこの問題取っちゃうかもしれないじゃん。光ちゃんにはこの最終問題には、正解して貰ったら困る。
山里「続いて参りましょう！こちら！」
ナレーター「超難問！…ある国の世界遺産の映像です。国名を答えなさい」
答えはオーストリアだ。しかしこれはタイミングゲー。3位にならなければ、光ちゃんか私がセミファイナルに行けない。タブレットに記載された、私が居ない場合での順位と答えた秒数を改めて確認し、私はペンを動かした。映像が終わり、正解者として、私の解答画面が赤く光る。１位から順に正解者が発表されていく。大丈夫だ。私は3位になっている。きっと。
ナレーター「1番早かったのは…東大最強の知識王、伊沢拓司！」
名前を呼ばれた途端、伊沢さんがお辞儀をする。さすが、謙虚。褒めながらも、私の心臓はけたたましく音を立てていた。
ここで万が一、解答が遅れたら？あのトリップの意味やタブレットの意味は？私は何を希望に生きるのか？ もはや、哲学のような疑問が浮かんでは消える。
ナレーター「2番目に早かったのは…東大医学部のプリンス、水上颯！」
解答画面には、私の他にもオーストリアを書き出している人がいた。水上さんが書き上げたことで一時停止をしているその時点では、その人とほぼ互角の解答の速さだ。速く再生して、と思いながら、もしかしてというか不安で、時を止めるためについついタブレットに手が伸びる。
A「(ダメだ…ここで逃げたら…大丈夫！私は3位に食い込んでる！！)」
伸ばした手を止めると、自然と手を合わせていた。願うしかできない。
ナレーター「3番目に早かったのは…」
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みびみやこ(プロフ) - NEKOさん» なるほど…調べてみたところ、トリップより転生のほうが物語に近いため、編集いたします！教えて下さってありがとうございます！今後も当作品をよろしくお願いします。 (2019年8月3日 16時) (
レス) id: 0d52c0c6b8 (このIDを非表示/違反報告)
NEKO(プロフ) - 変なことをつっこんでしまって申し訳ないのですが、トリップと言うよりかは転生てはないですか？トリップとは次元を超えることなので主人公の前世が私達のいること世界ならそれはトリップではないかと思います、、 (2019年8月2日 23時) (レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
凛香 - はい！ (2019年7月19日 12時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - 凛香さん» 46話の誤字ですね。すみません、確認不足でした。報告ありがとうございます！今後も当作品をよろしくお願いします。 (2019年7月19日 7時) (レス) id: 0d52c0c6b8 (このIDを非表示/違反報告)
凛香 - 最後 新東大生じゃない。 (2019年7月18日 23時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みびみやこ | 作成日時：2019年5月21日 22時
