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山里「さぁ、2ndステージへの残る椅子はあと一つとなりました!この椅子は誰が座るのか!」


私が挙動不審になってる間に、問題はいくつか進み残る椅子が一つとなった。光ちゃんが座る席である。光ちゃんを見ると、先ほどより不安そうな顔で座っている。そんな顔を見ると、未来を知っている私も不安になってくる。思わず、ギュッと手を組み光ちゃんの勝利を願った。


ナレーター「画像から連想される人物名を答えなさい」


空気がピリつく。誰も話すことを許されないような独特な空気が流れる。3枚目の画像が表示されたところで光ちゃんがボタンを押した!ナレーターさんが話している間に、自然と冷や汗をかく。その場にいた全員の視線が光ちゃんに集まる。


ナレーター「…答えをどうぞ!」

光「…」

A「!」


…一瞬。一瞬だけ、光ちゃんと目があった気がした。


光「紫式部」


ピンポンピンポーン!!


拍手と歓声が響き渡る。未来がわかっていた私でさえ、心が震えた。光ちゃんの圧倒的なクイズ力に感嘆せざるを得ない。実力でのし上がる姿に自分を比べようとして、やめた。


A「(比べるのもおこがましい…)」

ナレーター「…鈴木光さん、最後のひと枠お見事でした!」

光「ありがとうございます!」


私よりも一段後ろで可愛い笑顔を見せているであろう光ちゃん。なんだか彼女を見ることができなかった。さっきまでの水上さんや砂川さんへのテンションと打って変わって、私は静かだった。


スタッフ「一旦休憩入りまーす!」


スタッフさんの声で意識が戻ってくる。しばらくボーッとしていたようだ。東大生が自分の席へ携帯などを取りに行く様子を見送った。ふと、自分たちが座っている席を見ると、席にそのまま座っているのは東大王のレギュラーメンバーだった。伊沢さんたちは何やら笑い合いながら話をしている。


光「Aちゃん!」


後ろを振り返ると、笑顔の光ちゃんが隣に座った。相変わらず可愛いが、私の心はまだ静かだ。


A「光ちゃん…2ndおめでとう!」

光「Aちゃんこそ!それと、ありがとう!」


え?私、お礼言われることあったっけ?



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みびみやこ(プロフ) - NEKOさん» なるほど…調べてみたところ、トリップより転生のほうが物語に近いため、編集いたします!教えて下さってありがとうございます!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2019年8月3日 16時) (レス) id: 0d52c0c6b8 (このIDを非表示/違反報告)
NEKO(プロフ) - 変なことをつっこんでしまって申し訳ないのですが、トリップと言うよりかは転生てはないですか?トリップとは次元を超えることなので主人公の前世が私達のいること世界ならそれはトリップではないかと思います、、 (2019年8月2日 23時) (レス) id: 14e69bc545 (このIDを非表示/違反報告)
凛香 - はい! (2019年7月19日 12時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
みびみやこ(プロフ) - 凛香さん» 46話の誤字ですね。すみません、確認不足でした。報告ありがとうございます!今後も当作品をよろしくお願いします。 (2019年7月19日 7時) (レス) id: 0d52c0c6b8 (このIDを非表示/違反報告)
凛香 - 最後 新東大生じゃない。 (2019年7月18日 23時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みびみやこ | 作成日時:2019年5月21日 22時

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