東大王に私はなるっ！

23 ページ24

.




私ってなんて幸せなんだろ…東大王メンバーになれる階段は着実に上がっていっているし、推し達とLIN○ができるとか、最高過ぎない！？


A「授業とか真剣に聞いててよかったー！！！」


それがなければ、私はあの時また普通の生活に戻るだけだった。この二度目の人生でヘマをするわけにはいかない。東大王メンバーになるためにタブレットを上手く使いながらも自分の実力をあげないと！！
それから私はクイズの勉強を始めた。大学へ行く時間以外をクイズへ費やし、知識を広めたのだ。番人がチラッと言っていた通り、どうやらIQがかなり高くなったらしく、覚えた知識はどんどん頭に入り数ヶ月後にはクイズの知識量は前世の知識量と、月とスッポンほどの差が出ていた。


光「Aちゃーん！」

A「あっ、光ちゃん！おはよう！」

光「おはよう！Aちゃんのとこには連絡きた？」

A「なんの？」

光「東大王入れ替え戦の！」

A「…あったよ」


そう。とうとうこの時が来たのだ。2017年11月の東大王入れ替え戦！この回で水上さんが新東大王となり、光ちゃんが4位となりレギュラー入りした。私も東大王メンバーになるために、ここにどうにか食い込まなければならない。タブレットには2ndステージで光ちゃんと私が、同順位になりセミファイナルに進むと記載されていた。


A「(この回では10Pのミスも許されない…。久しぶりにタブレットを使おう)」


これまでに何度かサブメンバーとして、収録に参加する際、タブレットを使わない時もあった。もちろんそれによって、本来の順位と異なる結果になったりした。だが、この入れ替え戦では順位が一つでも高くても低くてもダメだ。今回だけは使わなくては、上手く立ち回れない。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
作者から
一気に時が進みました！その間のエピソードは、気が向けば番外編として書ければと思います。

.

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す