東大王に私はなるっ！

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A「はぁ…本当に気をつけないと…」


洗面所の鏡に映る自分を見て言う。この世界は現実の世界だアニメや漫画の世界じゃない。私のことがバレたら最悪、社会的に死亡したことになり、実験台として死んだような生活を送ることになるかもしれない。様々なことを考慮し、賢く動かなければ…。


A「誰にも…バレないように」


こっちにきて、私は浮かれすぎていた。自分の状況がどんなに危ういものか、自覚していなかった。私は東大王メンバーとして、皆とわちゃわちゃする！そのために来たんだから！


A「よしっ！とりあえず今日、頑張ろう！私！」


気合いを入れ直し、お手洗いから出ると


ドンッ！！


A「すみません！お怪我ないですか！？」


男性にぶつかってしまった。でも何か見覚えのある髪型のような…。


？「大丈夫ですよ」

A「…わぉ」


その人は、医学部のプリンス。水上颯さんだった。思わず、外国人のような反応になってしまった。


水上「そちらこそ、お怪我無かったですか？すみません、携帯見たまま歩いてて」

A「全然無いです！！あの、水上さんですよねっ！？」

水上「あ、はい」


うわぁ！クールだけど、私なんかに気を使って下さってる！！しかもプリンスって名前がピッタリなイケメン！！


A「今回、一緒にクイズをさせて頂きます！一年の文科三類のAです！よろしくお願いします！」


よしっ！文科三類って今度は言えた！やっぱり、伊沢さんが最推しだったから緊張してたんだ…。もちろん、水上さんや鶴崎さんも緊張するけど…。


水上「あっ、そうなんだ。医学部四年の水上です。よろしく」

A「はい！あっ今から楽屋ですか？」

水上「うん。結構時間ギリギリになったから」

A「あっ！そうなんですね！すみません、引き止めちゃって！行かれて下さい！！」


いかん！ここで印象悪くなったら大変だ！


水上「なんでよ笑 一緒の楽屋なんだから、一緒にいこう」

A「え？」


え？


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